シエナ・ミラーのおしゃれのポイントは、蚤の市で買ったヴィンテージアクセサリー。

デビュー以来ファッションアイコンとしての地位を確立してきた、モデルで女優のシエナ・ミラー。今年はスウェーデンのファッションブランド「Lindex」の2016春夏キャンペーンの顔を務めている。「BOHOスタイルの女王」とも呼ばれるシエナは、お金をかけるよりは時間をかけてヴィンテージ店を回り、自身のクローゼットを充実させていくタイプで、同じような考えの読者に対して英『Stylist』誌でアドバイスしている。

「服は、クラシックで仕立ての良いビンテージものと、合わせやすいベーシックなものを揃えること。あとは、蚤の市とかでユニークなアクセサリーを探すの。なんなら、私が一緒に行ってあげたいぐらい！」

そのシエナだが、元恋人である英俳優トム・スターリッジとの間に娘マーロウちゃんが産まれてからは、洋服の心配は二の次になりがちだという。

「自分自身のこれというスタイルは、いまの私には特にないと思うの。普段はジーンズとTシャツにかわいい靴、それに大好きなアクセサリーという感じだもの。それも以前ほどいろいろコーディネートを考える時間がないのよ。若い頃にはファッションが生活の大部分を占めていたけれど、年を重ねて分別ができて、以前ほどファッションで頭がいっぱいというわけではなくなった。いまは外出する時も、むかしよりもだいぶ普通のスタイルで済ませているわ」

そう語るシエナが、自身のファッションヒーローとして尊敬する人物として名前を挙げたのは、フローレンス・ウェルチやケイト・モスたちも崇拝する、かの大スター。「そりゃ、デヴィッド・ボウイよ。どんな姿にも変身できたんですもの。彼の持つ表現の自由さには、とても大きなインスピレーションをもらったわ」