ポール・スミス、カラフルにコーディネートするのが一番楽しい！

デザイナーのポール・スミスといえば、虹のように色を鮮やかに使ったストライプ柄など、カラフルな作品が思い浮かぶ。

「僕の仕事は、デザインは比較的シンプルだから、色は明るさを足して、遊び心で気分をウキウキさせるためのアクセントにしているんだ」と、ポールはオンラインショップ「Matches Fashion」のサイト記事の中で語っている。

そんなポールは自身の着こなしにおいても、クラシックなスーツには明るい色のタイ、白シャツには色鮮やかなスカーフを配するなど、カラフルなタッチを加えるのを好む。

さらにポール・スミスといえば、メンズ＆ウィメンズともに、スーツなど伝統的な英国仕立ての良さを生かしたデザインも強みのひとつ。夏のスーツの着こなしのヒントを尋ねられたポールは、やはりここでもコーディネートにおける色の重要性を強調している。

「スーツを着るシーンといえば、もっぱら冠婚葬祭とか面接を受ける時のものという古い考え方があるけれど、いまはもうそうじゃない」と、ポール。

「モダンなスーツの着こなし方は自分次第。白のTシャツやポロシャツの上に、ボタンを留めないで羽織るのは、僕がスーツを着る時の定番のひとつなんだよ。春夏にはクラシックなスーツの下に、色鮮やかなシャツやニットウェアを合わせればまったくOKさ」と、彼らしいスタイリングを語った。

「毎日スーツだよ。仕事ではさまざまな用事をこなすからね。9時に学生たちに講義、10時に建築設計士と打ち合わせ、11時に小売店と面談、なんてことはざらだからね。スーツは色々とコーディネートができるから、一番使い勝手がいいんだ」