コニャックの王「ルイ13世」がエルメスなど老舗メゾンと
コラボレートした、究極のオーダーメイドとは。
Fashion 2016.06.13
Promotion
コニャックになじみがない人でも、「ルイ13世」の名前は知っているという人も多いはず。ルイ13世は、コニャック地方でも最高格の地区で作られたブドウのみを、厳しく選別して収穫、醸造・蒸留したもの。そして、樹齢100年を超えるオーク材で作られた樽のなかで、40~100年の熟成期間を経て1,200種類ものオー・ド・ヴィー(原酒)がブレンドされて創られる、まさに奇跡のお酒。1870年代の後半に初めて登場してから、ルイ13世は、オリエント急行やコンコルドなど、あらゆるゴージャスな旅に、壮大なロマンと物語を添えてきた。そしてこの度、ルイ13世の華麗な旅の歴史を凝縮したコラボレーション「L'ODYSSÉE D'UN ROI(ロデッセ・ダン・ロア/王の旅路)」が、ニューヨークにてお披露目された。
5月にニューヨークで行われた「L'ODYSSÉE D'UN ROI」お披露目イベントのエントランス。
今回のコラボレーションでは、エルメス社に特注した最高級レザーを使ったハンドメイドのトランクに、ルイ13世が納まる。この古きよき旅を連想させる豪華なセットには、さらに、フランス随一のクリスタルの老舗サンルイ社のデキャンタ&グラス、ルイ13世の正式なサービングに使用されるという、ピュイフォルカ社によるアール・デコの金細工を施したホワイトゴールドのピペットが添えられ、これ以上はないという歴史あるラグジュアリーブランドの競演となった。このフランス・クラフトマンシップの粋を凝らした垂涎のコラボレーションは、世界でたった3つだけ作られ、サザビーズのオークションに登場。そして、その売上金は、映画監督マーティン・スコセッシらが主宰する、クラッシック映画を保存する非営利団体、The Film Foundationの活動に寄付されるそう。職人から職人の手に、世紀を超えて継承されていく「遺産」という意味で、映画と「L'ODYSSÉE D'UN ROI」に込められた作り手の思いが重なる。
50人以上の職人が1,000時間以上費やして創り上げた「L'ODYSSÉE D'UN ROI」。オークションが行われる3大陸(アメリカ、アジア、ヨーロッパ)をモチーフにそれぞれ異なったデザインが施されており、この秋、ニューヨーク(9月)、香港(10月)、ロンドン(11月)にて、サザビーズのオークションに出品される。
ルイ13世がオリエント急行で供されたことにちなみ、イベント当日にはオリエント急行を再現したフォトブースが設置された。
●問い合わせ先:レミー コアントロー ジャパン
Tel. 03-6441-3025
http://www.rcjkk.com
photos : MASAHIRO NOGUCHI, réalisation : JUNKO TAKAKU