マルゲリータ・ミッソーニの子育て&仕事術。
Fashion 2017.05.30
マルゲリータ・ミッソーニがオンラインショップのYOOXとコラボレーションしたマミー・アンド・ミー限定カプセルコレクションでは、パジャマがピックアップされた。何度目かになるこのコラボレーションで、パジャマをテーマにしたマルゲリータ。そこから彼女の、等身大の働く母親としての姿が見えてきた。madameFIGARO.jpだけに語ってくれたマルゲリータの子育てや仕事への想い、そして幼いころの想い出とは。
ミッソーニ家の一員として、またファッションアイコンとして、若いころから注目を浴びてきたマルゲリータ・ミッソーニ。現在は子ども服のデザイナーとして活躍。
-今回のテーマであるパジャマに関して、あなたが幼いころも、兄弟や両親とおそろいのパジャマを着ていた?
「いいえ。私はできればそうしたかったけれど、母は親子で同じスタイルをすることに興味がなくて。だからこそ、今回のコラボレーションを、私は思い切り楽しめているのかも」
-マミー・アンド・ミーコレクションのデザインを依頼されたとき、数多くあるカテゴリーのなかから、あえてパジャマを選択した理由は?
「YOOXからカプセルコレクションの話をいただいたとき、以前YOOXと手がけたキッズコレクション(マルゲリータ・キッズ)の一つに加わるもの、と自然な流れで想いつきました。
私はいつも朝からベッドタイムまで24時間ずっと子どもたちと一緒にいます。そこで、ママたちのためにパジャマを作ることは楽しいだろうし、子どもたちにとってもママと同じようにパジャマを着ることは面白いと思ったのです」
ユークスとコラボレーションしたパジャマコレクションを自ら着用して撮影に挑むマルゲリータ・ミッソーニ。
-仕事と子育てを両立させる上で大変なことは?
「私は子育てと仕事をどう結び付けるかを楽しんでいます。仕事は私の日常生活の一部で、体力的にも精神的にもその延長線上に子育てがあります」
子どもたちが着用したパジャマコレクションはすべて母親とお揃いで楽しめる。
-子育てはいま、仕事にどう影響していますか?また、子供の成長につれて自分自身が変化したことは?
「母になっていくことで、私はより穏やかで忍耐強い人間へと変わってきた気がします。自分自身で下す判断や、望む生き方へ近づくための自信がより一層ついてきました。
例えば、私は二人目の息子を妊娠した時、ミッソーニでの仕事を辞めて、キッズブランドのマルゲリータを始める決意をし、2015年にYOOX限定でグローバルに発売しました。その主な理由は”クオリティ・オブ・マイライフ”の実現。私の日常生活におけるあらゆる意味での満足度を一番に置くことでした。たくさんの勇気が必要でしたが、それは母になる以前の私には持ち合わせていないものでした」
-子育てで楽しいと思うのはどんな瞬間ですか?
「早朝にベッドで子どもたちを抱きしめるときです」
-日本の働くママへメッセージを。
「強くあること!☺」
>ユークス×マルゲリータ・ミッソーニのコラボしたパジャマとは?
イタリアブランド・ミッソーニの孫娘。若いころからそのファッションセンスで注目を受け、ミッソーニでキャリアをスタート。2人目の子供を授かり、ミッソーニを退社。自身のブランドとなる、キッズブランドのマルゲリータをスタートさせた。