トム・フォード、カジュアル志向のファッションにダメ出し!

Fashion 2017.06.30

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人気デザイナーのトム・フォードが、ファッション業界で働き始めたのは80年代。さらに自身の名を冠したファッションブランドを立ち上げたのは2006年のこと。
その間、人々の好む服の変化を見つめてきたトムが最も残念に思うのは、特にアメリカ西海岸を中心に、女性がヨガパンツやTシャツなど、もっぱらカジュアルな服を日中着として好むようになったことだそうだ。
「ちょっと腹立たしい気さえするよ。僕は、飛行機に乗る時にもそれなりの服装をする世代の人間だからね。いまどきの人は、そんなことはしないものさ」と、トムは『WWD』紙に対してため息をつきながら語っている。米西海岸がファッション界で重みを増し、トム自身ロサンゼルスで過ごす時間が増えて、つくづくそう感じるようになったのだとか。
「その点、ロンドンは男女とも、過ぎ去りし時代を彷彿とさせる着こなしが、まだまだ多く見受けられる街。少なくとも、お金を持っている人はね。ロンドンには、お金を持っていなくてもセンスのいい若者が多くいて、スタイリッシュで素敵なファッションを見せてくれてはいる。でも、ロンドンはある意味とてもブルジョアな都市だから、昔完成したスタイルを守り続ける人が多いんだ」

ファッションの変化にどう対応するのかを問われたトムは、エイミー・アダムスやリース・ウィザースプーンなどが大ファンと知られるイブニングドレスに引き続き力を入れる一方、さまざまなアンサンブルで活躍するセパレートのピースも一層充実させることが、トム フォードのビジネスにおける今後の鍵になると語った。
「"効能"が広いアイテムを、いかに産み出していけるかがテーマだと思う。作りたいのは、素晴らしい一着のジャケットと素晴らしい一足の靴。クローゼットに20年ずっと持ち続けて、Tシャツやジーンズなどと何度となく組み合わせても、いつも変わらず美しく見えるピースをね。それと、夜用には、やはり美しい仕立てのイブニングドレスやレザーウエアが欠かせないんだ」

©︎Cover Media/amanaimages

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