シンディ・クロフォードの愛娘、カイア・ガーバーの活躍。

Fashion 2017.10.16

今回のファッションウィークで、シンディ・クロフォードの娘、カイア・ガーバーがシャネルのトップを歩き、その評価を確定させた。その華々しいデビューを振り返る。

 

A few minutes before the show begins @kaiagerber #CHANELSpringSummer #PFW

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母親のシンディ・クロフォードに瓜ふたつというだけでなく、カイア・ガーバーは母の足跡を辿る決意をしたよう。
去る10月3日、シャネルのショーのトップを歩いたカイアは16歳の誕生日を祝ったばかり。デビューショーからわずか1カ月以内に、この栄誉を手にするトップエリートモデルの仲間入りを果たしてしまったのだ。

シャネルのショーの前には、まずニューヨークでのカルバン クラインで2シーズン目を迎えたベルギー人デザイナーのラフ・シモンズが、9月7日のショーに彼女を起用。スケジュールぎっしりのファッションウィーク、その最初を飾る注目のショーだ。続いてニューヨークではコーチ、アレキサンダー ワン、フェンティ プーマ バイ リアーナ、マーク ジェイコブス。
ロンドン、ミラノ、パリでは、バーバリー、プラダ、モスキーノ、サンローラン、ヴァレンティノなど、そしてシャネルを歩いた。

彼女がカルバン クラインに最初に登場したとき、まるで30年前にタイムスリップしたような気がした人も多いだろう。なぜなら、シンディ・クロフォードも、1988年春夏のカルバン クラインのショーでランウェイを歩き、挑発的なスリップドレスで注目を集めたからだ。娘は、ブルーのタートルネックと色鮮やかなバッグでコントラストをつけた、イエローのサテンのパンツに白と黒のシャツルック。1987年に母親が身に纏っていたルックよりはもちろんずっと肌の露出は控えめだけど、そのエレクトリックな色合いはぐっと目を引いた。

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前途有望なデビュー

カイア・ガーバーは、モード写真と「ティーン・ヴォーグ」の表紙ですでに知られていて、モード界での運命はすでに決まっていたようにもとれる。10歳でヴェルサーチ・アンファンにプロのモデルとして起用されているし、2017年のハドソン・ジーンズのキャンペーンでは、イザベル・アジャ―ニの息子ガブリエル・ケイン・デイ=ルイスと一緒にポーズもとった。11月からはマーク ジェイコブス ビューティのエンブレム的な香りである「デイジー」の新しいイメージキャラクターを務める。

前途明るい出発だが、まだ16歳の彼女は見習いモデルと、ティーンエイジャーとしての暮らしを行ったり来たり。インスタグラムのフォロワーは150万人以上、ショーのバックステージでの喜びを、迷わずダイレクトにシェアするカイア・ガーバー。90年代のアイコン的スーパーモデルだった母親のように、2010年代の象徴的なモデルになれるだろうか? ぜひそうなるように願うばかり。そうするうちにも、若きカイアは最もプレステージの高いブランドのランウェイをどんどん歩き続けている。
 

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texte : Julie Morel, Julia Avellaneda (madame.lefigaro.fr)

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