日本の箸置きから着想? 注目のミレニアルデザイナー。
Fashion 2018.07.09
軽やかに性別を超越する、注目のミレニアルデザイナー。
デビューまもなくLVMHプライズのファイナリストに選出され、注目を集めるルドヴィック。毎年来日する親日家で、2018年春夏は日本からインスパイアされたという。
「陶器の箸置きや風呂敷にアイデアを得ました。18-19年秋冬では日本の生地を使用しています」。
メンズコレクションで発表しているが、その繊細でセンシュアルな服には女性ファンも多い。「自分でもウィメンズを着る。性別は関係なく、スタイルをディレクションしているんです」。
プライズを機に、知名度が急上昇しているブランドの今後は?「まずは広い仕事場を持って、スタッフを増やしたい(笑)。もっとエネルギッシュにものづくりをして、ブランドを発展させ続けることができれば」と語った。
ルドヴィック・デ・サン・サーナン
Ludovic de Saint Sernin
1990年、ベルギー生まれのフランス人。バルマンで3年間経験を積み、昨年6月に自身のブランドを設立。パリとロンドンを行き来してものづくりをしている。全商品をフランスで生産。18-19年秋冬はレペットとコラボレーションした。
今季はシュルレアリスムをテーマに、矛盾や非現実的な要素を取り入れている。アデライデなどで展開。
オーバーサイズのコーデュロイのコート¥233,280/ルドヴィック・デ・サン・サーナン(ディプトリクス)
ショート丈のノースリーブジャケット¥71,280/ルドヴィック・デ・サン・サーナン(ディプトリクス)
photos : HISASHI OGAWA (OBJETS ), SATOKO TSUYUKI (PORTRAIT), stylisme:TOMOKO KOJIMA, interview et texte:ITOI KURIYAMA