人気スタイリストが教える、私の好きな店。 【東京案内2019】オーナーの審美眼に惹かれるショップ。

職業柄、東京中のお店をリサーチで回るスタイリスト。情報通な若手4名に、仕事やプライベートで通っているお気に入りを聞きました。初回は雑誌を中心に活躍する宇都宮千明さんが登場。

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選者・宇都宮千明｜Chiaki Utsunomiya
どこか詩的なものに惹かれ、さりげないファンタジーのあるモダンなものを愛する。シンプルだけれど、個々のアイテムが引き立つスタイリングが得意。

ひとつひとつが丁寧に選ばれている、
清々しいショップたち

 

01. 日本初上陸の新しいブランドに出合える。

セメントストア - 目白 -

「詩的なランジェリーブランドにジュエリーのような洋服……。オーナーの田島秀一さんに見たことも聞いたこともないブランドを教えてもらえるので、訪れるたびわくわくします。個人的にはメンズアイテムを見るのも楽しいです」

「チェーンベストは、まさに着るジュエリー。アルゼンチンブランドのニットは、素朴だけれどモダンな趣があるところが好きです」。オムットのチェーンベスト￥87,480、マイディーニット￥37,800

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02. ライフスタイルショップの先駆け。

キコ - 表参道 -

「北欧ヴィンテージ家具や世界各国のハンドクラフトが置いてあるセレクトショップ。いつ行っても必ず欲しいものがあるので、しょっちゅう通っています。特に2階のインテリア雑貨のフロアが好きで、にやにやしながら見ています」

「手仕事の素晴らしさを感じられるドレスと、陶芸家李英才の食器を狙っています」。インジリのドレス￥62,640、李英才のティーポット ￥45,576

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03. 珍しいロシアの古道具がずらり。

はいいろオオカミ＋花屋 西別府商店 - 表参道 -

「素敵なお花はもちろん、ロシアの古い鉢や壷、ガラス花器が置いてあり、どれも魅力的。ほとんどが購入できて、驚くほど良心的なプライス。置いてあるものすべてが時間をかけて選ばれていて、深呼吸したくなるようなお店です」

「ロシアで買い付けている古いミルク壷やガラス瓶など、さりげない小物にオーナーのセンスが感じられます」。ミルク壷￥12,960、ガラス水差し￥16,200

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04. 自己表現の手段としてのランジェリー。

イルフェリーノ - 千駄ヶ谷 -

「繊細でありながらファッション性も感じられるランジェリーばかり。ストレスフリーな着け心地と、美しく素敵な見た目を兼ね備えたセレクションで、撮影のスタイリングにも重宝。オリジナルラインや水着もあります」

「カッティングやストラップ、計算された機能美とモダンなデザインが好きです」。ラッセルイングランドのブラ￥14,688、タンガ￥6,480

＊『フィガロジャポン』2019年6月号より抜粋