モード界注目の、CFDAファッションアワード授賞式。
Fashion 2019.06.06
ファッション界で大きな注目を集める賞のひとつ、CFDAファッションアワード。6月3日にニューヨークで開催された第37回の受賞式には、デザイナーやセレブリティが一堂に会した。司会は今年からCFDAの会長を務めるトム・フォード。14年間務めた前任者のダイアン・フォン・ファステンバーグも、赤い松明を手にレッドカーペットに姿を現した。
2019年CFDAファッションアワードの厳選された招待客と受賞者たち。(2019年6月3日、ニューヨークにて)photos:Abaca
CFDAとは1962年、ファッション・パブリシストのエレノア・ランバートが設立した、アメリカ・ファッションデザイナーズ協議会(Council of Fashion Designers of America)のこと。クリエイターがニューヨーク・ファッションウィークからパリやミラノに流出しているいまこそ、アメリカのファッション業界振興は重要な課題だ。
注目のウィメンズデザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは、ブランドン・マックスウェル。常連のマーク・ジェイコブスとロダルテのマレヴィ姉妹にわずかに先んじた受賞となった。先日のMETガラに登場したレディー・ガガが纏った、ブランドんのクリエイションによる四変化ドレスは記憶に新しい。メンズでは、アヴァンギャルドなリック・オウエンスがメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーは、ザ・ロウ。アシュリーとメアリー=ケイトのオルセン姉妹はいつもの通り、黒いロングドレスに身を包んで受賞のステージに上がった。
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モードに愛された女神、ジェニファー・ロペス。
ファッションアイコン賞を射止めたのはジェニファー・ロペス。2000年にグラミー賞で見せたセクシーなドレス姿で、グーグル画像検索誕生のきっかけを作った彼女は、今回はラルフローレンのショート丈トップにボリュームたっぷりのスカートを合わせたスタイルで出席。この選択は自らのオリジンに由来するもの。ラルフ・ローレンも彼女もブロンクスの生まれだからだ。“ジェニー・フロム・ザ・ブロック”は、自分がどこから来たかを忘れはしない。
エマージング・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは、「Bode(ボード)」を立ち上げたエミリー・アダムス・ボード。2016年に誕生して以来、古の洋服作りのテクニックを使い、思い出をテーマにした服作りを続けて来たメンズブランドだ。一方、特異なキャリアに対して送られるジェフリー・ビーン賞は、多作なクチュリエ、ボブ・マッキーに。シェール、マドンナ、エルトン・ジョンらの衣装を手がけ、舞台でのパフォーマンスに貢献したクチュリエだ。
カリーヌ・ロワトフェルドは、創設者賞を受賞。仏『ヴォーグ』誌の元編集長である彼女は、先ごろ香水のラインを発信したばかり。一方、アレキサンダー・マックイーンのアーティスティックディレクター、サラ・バートンは、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ&ジャンカルロ・ジャメッティ国際賞を手にした。そして、授賞式を締めくくったのは、“1959年生まれのブロンド女性”、バービー人形。「社会に消えることのない足跡を残し、いつの時代も、年齢を問わず、人は自分のなりたいものになれると信じさせてくれたことに対して」オマージュが捧げられた。
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ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルとして知られる、モデルのリリー・オルドリッジ。選んだのはブランドン・マックスウェルのロングドレス。(アメリカ・ニューヨーク、2019年6月3日)photo:Getty Images
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モデルのシンディ・ブルーナはアンジェリーズ・バレクのウルトラミニ。(アメリカ・ニューヨーク、2019年6月3日)photo:Getty Images
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texte:Charlotte Arnaud (madame.lefigaro.fr)