夏だからこそ、心地良いランジェリーに癒されたい。
Fashion 2020.08.14
蒸し暑い気候で不快指数マックスの夏は、肌にやさしい素材で着け心地も抜群のランジェリーを身に着けたいもの。この夏デビューした日本発のブランド「ムーギ」、サンフランシスコ発の「オールバーズ」から生まれたサステイナブルな新ブランド「トリノ ウンディーズ」に加え、上質なフランス・リヨン産のシルクを使用した日本の注目ブランド「バサラ」の新作をご紹介。
ムーギ
この6月にローンチしたばかり、アンダーウエアの新ブランド、MUUGI(ムーギ)。デビュー第1弾として、タンクトップとキャミソール2種の3アイテムが登場した。
シルク100%タンクトップ(カップ付き)¥13,200
ムーギの最大の特長は、ブランドオリジナルのシルク100%生地を使用し、身体を締めつけず、ノンストレスで心地の良いフィット感。1枚で着ても、透けて見えたときも美しいデザインで、毎日のスタイリングの「最高の脇役」を目指している。
シルクというと、お手入れが難しい印象があるけれど、ムーギが採用したシルクは、家庭の洗濯機で気軽に洗えるウォッシャブルシルク。毎日気軽に身に着けられるのがうれしい。また、生地には伸縮するフライス編みを採用し、糸の細さや適度な厚みの理想を追求したオリジナル生地を開発。体型に沿って吸いつくようにフィットするので、服を着た時のシルエットも美しく決まる。また、”下着”感のない洗練された色合いや素材感は、夏なら1枚で着るのもおすすめ。スタイリングの可能性を広げてくれるので、5色全部揃えたくなる。
ムーギのシグネチャーモデル。カップ付きなので、ジャケットの下に1枚で着て見せるインナーとして使用してもいいし、ヨガやエクササイズなどのスポーツシーンにも活躍。S、M、Lの3サイズ、ゴールド、トープ、オリーブ、ダスティピンク、ブラックの5色展開。シルク100%タンクトップ(カップ付き)各¥13,200
深い胸元のカッティングが女らしい。肩ひもはシルクフライスの共布バインダーを採用し、柔らかく体に沿う着け心地。カップ付きは、S、M、Lの3サイズ、5色展開。カップなしは、Mサイズのみ、5色展開。シルク100%キャミソール(カップ付き)¥13,200、(カップなし)¥11,000
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トリノ ウンディーズ
サッカーの元ニュージーランド代表/ティム・ブラウンとバイオテクノロジー専門家/ジョーイ・ズウィリンジャー。このふたりによって2016年にサンフランシスコで誕生した、”世界一履き心地の良い”シューズブランド「Allbirds(オールバーズ)」。あのレオナルド・ディカプリオも投資すると聞けば、彼らがいかにサステナビリティに心を砕いているか、よくわかるはず。そんなオールバーズから登場し、日本でも6月から発売が開始された「Trino Undies(トリノ ウンディーズ)」は、これまでシューズ開発で培ってきた自然の素材ならではの快適さを引き出す技術や知見を、アンダーウエアに生かすことを試みた。
ブラレット¥3,900
生地には、オールバーズを代表するユーカリの木の繊維とメリノウールの混紡素材を使用。うっとりするほどのソフトさと滑らかさで素肌を包み込み、また通気性にすぐれたドライな着心地で、寒暖差の大きな日本の気候でも快適。
デザインは、クリーンでミニマル。ウィメンズのアイテムは、ブラレット1型とショーツ3型がラインナップ。ブラレットはパッドのないタイプなので、おうち時間にぴったりだ。もうこの着心地に慣れてしまったら、窮屈で触り心地の良くない下着は着けられなくなるはず。これこそアンダーウエアの”ニューノーマル”だ。
ブラレットはXS~Lの4サイズ、3色展開。程よくヒップをカバーするショーティは、XS~Lの4サイズ、5色展開。ブラレット¥3,900、ショーティ¥2,600
ブリーフは自然な着心地のボーイズタイプ。XS~Lの4サイズ、3色展開。ブラレット¥3,900、ブリーフ¥2,300
ボディの一部になるかのような履き心地が快適。XS~Lの4サイズ、7色展開。トング各¥1,900
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バサラ
シルク発祥の地とも言われる、フランス・リヨンの中でも、もっとも歴史あるシルクメーカーの生地を採用し、ニューヨークでデザイン、そして日本の技術で仕上げているランジェリーブランドのバサラ。ニューヨークを拠点にデザイナーとして活動中のキミコ・ナカヤマが手がけるランジェリーは、「お洋服のような感覚でランジェリーを愉しむ」ことを念頭に、余分な装飾は省き、身体が美しく見えるカットが信条。そして多くのひとにシルクの持つ素敵な魔力ともいえるような心地よさを体感してもらうべく、縫い目のあたらない、ノンワイヤーでシームレスのシルクランジェリーを展開。
サイズはともに1~3の3サイズ展開。ブラ¥22,000、ショーツ¥13,750
バサラのシルクランジェリーの魅力は、なんと言っても、その艶感や柔らかさ、ウットリする発色の美しさのある厚地のシルクサテン生地。95%シルク、5%ポリウレタン混紡なので、シルク生地に強度を出し、また着心地の柔らかさや肌馴染みの良さを実現。お手入れは、 手洗いがおすすめではあるけれど、忙しい時などは、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるのもうれしい。
サイズはともに1~4の4サイズ展開。ブラ¥20,680、ショーツ¥11,550
そして縫製は日本の丁寧な手仕事によるもので、バブル期にクロエのランジェリーを塗っていた縫製チームが担っている。バブル絶頂期、つまり世界中からいい素材、ラグジュアリーなものを集めて縫製していた工場は、現在、バサラが採用する上質なシルクを生産ラインにのせる技術がある工場ということ。ひとつひとつ今も残る職人の手によって、ファブリックからランジェリーへと仕立てられている。
ブラ¥20,680、ショーツ¥11,550
最新コレクションとなる2020年秋冬は、シックなアーモンドミルクやミントブルーカラーのほか、ジオメトリックなパターンも。ワイヤーレスのブラやボーイズタイプのショーツなどのほか、タンクトップや心地のよいパジャマなども展開。「もう一度自分の身体にウットリする」。そんなブランドコンセプトをそのまま叶えてくれるシルクのランジェリーは、一度身に着けたらもう手放せなくなるはず。
今シーズンから始動したアパレルライン「Nu」のシルクニットのタンクトップ。フリーサイズのみ。¥15,400、アーモンドミルクカラーのフレアショーツ。サイズは1~3の3サイズ展開。ショーツ¥12,650。
※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。
texte:NATSUKO KADOKURA