ファッション界のユニークなオンラインサービスとは。

ショップへ足を運ぶことが難しい現状を踏まえ、人気ブランドがユニークなオンラインサービスを続々とスタート。新たなおしゃれを探しに、いざウェブの世界へ。

“いますぐはいてみたい”を叶える、オンライン試着。

ARテクノロジーによるバーチャル試着サービスは、ファッションブランドで世界初の試み。グッチ公式アプリ「Snapchat」からアクセスが可能。

グッチが、ブランド公式アプリとSNSアプリの「Snapchat」を使った、バーチャルでシューズの試着ができるサービスを実施中。アプリで試してみたいスニーカーを選択し、モバイルデバイスのカメラで足元を撮影すると、はいたイメージが映し出されるというもの。もちろん“Shop Now”のボタンひとつでそのまま購入することができる。自宅にいながらあれこれはき比べができ、人目や時間を気にせずに心ゆくまで悩むことができるのだ。お気に入りのソックスやボトムスとの相性をチェックしながら、贅沢なショッピング体験をしてみよう。

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デザイナーと対話しながら、衣服に新たな命を吹き込む。

オーダーした後、約3週間～1カ月で完成。デザインは手元に届くまでのお楽しみ。希望のサイズ感がリクエストできるのもうれしい。

オンラインでデザイナーが発注者と実際に会話をし、そこで得た服に宿るエピソードを元に発注者の手持ちのシャツを新たな衣服として仕立て直す。ユイマ ナカザトのオンラインストアで行っている新サービス「Face to Face」は、当初は短期的なプロジェクトとして開始し、白いシャツのみを受け付けていたが、反響が大きかったこともあり、現在は色、柄、形に特徴があるものも取り扱う。

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自らアバターになって、パリ本店へレッツゴー。

バーチャル上のパリの街でクリスチャン・ルブタン本人と交流することも可能。聴覚による没入感を楽しみたい人は、ヘッドフォンの着用を。

ソーシャルゲームアプリ「ZEPETO」を通して向かうのは、バーチャルバージョンになったパリのクリスチャン ルブタンの店舗。まずは顔認識システムで自分のアバターを作り、肌の色や髪型、服装を自由に選んで理想の姿に変身。クリスチャン ルブタンの世界観に触れながら、デジタル化された60点以上の最新コレクションのシューズやアクセサリーを、ゲーム感覚で自由に身に付けることができる。

＊『フィガロジャポン』2021年3月号より抜粋