2021年 第74回カンヌ国際映画祭 マリオン・コティヤールが見せた挑戦的なルックとは?
Fashion 2021.07.08
映画でもモードでも、マリオン・コティヤールは冒険好き。2019年のカンヌ映画祭ではバルマンのコンボ・ショーツとキモノコートをチョイスした彼女だが、第74回カンヌ映画祭の『Annette』のフォトコールでは、100%シャネルの装いで登場。90年代風アスレチックレジャーともいうべきスタイルにトライした。
映画『Annette』のフォトコール
黒地に白のプリントをプラストロン風にあしらった黒いノースリーブシャツに、黒のサイクリストパンツ。おそらく、フェスティバルの場でもっとも思いがけないアイテムになるはずだ。
マリオン・コティヤールとアダム・ドライバー。第74回カンヌ映画祭にて。(カンヌ、2021年7月6日)photo:Getty Images
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驚くべきスタイルチョイス
セレモニー恒例のグラムールときらびやかな衣装とは程遠いルックは、マリオンらしい大胆さ。2018年には、彼女はジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビンと肩を並べて、総ラメのドレスに、鋲打ちのミリタリーテイストのニーハイブーツというコーディネートで登場している。
『ザ・355』に出演したファン・ビンビン、マリオン・コティヤール、ジェシカ・シャステイン、ペネロペ・クルス、そしてルピタ・ニョンゴ。(カンヌ・2018年5月10日)photo:Anthony Jones/Getty Images
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サイモン・キンバーグ監督(中央)のスパイ映画『ザ・355』で、5人の女優は国際的な情報機関のメンバーとして、世界を破壊しようと企む敵を相手に戦う。(カンヌ、2018年5月10日)photo:Stephane Cardinale – Corbis/Corbis via Getty Images
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マリオンの、編み上げのニーハイブーツに注目。(カンヌ、2018年5月10日)photo:Anthony Jones/Getty Images
2017年にも、アルノー・デプレシャン監督映画『イスマエルの亡霊たち』のフォトコールにギリシャの巫女風Tシャツドレスで登場。同じ年、彼女が着たジャンポール・ゴルチエ・オートクチュールのミニ&ロングドレスも、モードジャーナリストの間で論議を呼んだ。
text:Narjiss Essafi (madame.lefigaro.fr)