この夏は、京都の「グッチ バンブーハウス」へ。

Fashion 2021.07.27

グッチは、ブランド創設100周年を記念して、ブランド発祥の地、イタリア・フィレンツェの姉妹都市である京都にて、体験型エキシビション「グッチ バンブーハウス」を、8月15日まで開催中。

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「GUCCI 京都」の暖簾がかかる旧川崎家住宅のエントランス。

このエキシビションは、グッチを象徴するハンドバッグの素材であるバンブーの伝統と再生をフィーチャーするもの。会場となるのは、グッチが創設された1920年代に建造され、京都市の有形文化財に指定されている旧川崎家住宅。テーマとなっているバンブー(竹)は、グッチを象徴するハンドバッグのハンドルに使われた素材であり、またその節を持ちながら天に向かって伸びていく姿にグッチの100周年という節目への想いを重ね合わせている。見どころは、グッチの職人技を象徴する貴重なアーカイブのインスタレーションのほか、日本の茶道の伝統とグッチの美の世界観が融合した新たな茶室「竹節庵」。さらに特別にキュレーションされた書籍を集めたライブラリーや、グッチの「Aria(アリア)」コレクションにまつわるショートムービーを上映するシネマルーム、グッチが1990年代に発表したバンブーハンドルのトートバッグを現代的に再解釈した最新スタイル「グッチ ダイアナ」をフィーチャーしたサロンも。

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グッチの貴重なアーカイブとともに展示されているのは、竹を用いた作品で世界的に名高いアーティスト、四代目田辺竹雲斎氏(よんだいめ・たなべ・ちくうんさい)の作品。

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アイコニックな「グッチ ダイアナ」バッグがずらりと。いますぐ欲しくなる!

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今回のエキシビションのために庭を改めて整備し、家の伝統的な造りはそのままに、「グッチ デコール」の艶やかな壁紙やチェアを取り入れ、唯一無二の空間に仕立て上げた。竹林のある庭、木の格子に畳という純和風の空間に、グッチのプリント、しかも色彩豊かなデザインが予想外の調和を生み出しているのがうれしい驚きをもたらす。日本人にもなじみの深い「竹」という素材にテーマを絞り、竹の庭のある日本家屋に、竹を用いたアーティストの作品とともにグッチの新作を飾るという、鋭い着眼点・発想から、豊かな広がりを作れるのは、グッチが100年という歴史を誇り、イタリアのクラフツマンシップの頂点を極めてきたブランドだからこそ。

フィレンツェと京都に受け継がれてきたクラフツマンシップと豊かなクリエイティビティにスポットライトを当てた本エキシビションは事前予約制。この夏だけの貴重なイベントなので、京都に足を運べるひとは、ぜひ体験してほしい。

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グッチの壁紙を貼り、チェアなど、グッチの家具を運び入れたライブラリー。ここでは、フィレンツェにあるグッチ ガーデン ブックストアの棚を参照し、特別にキュレーションされた書籍が集められている。

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廊下に面した中庭にも竹が植えられている。バンブーという素材を通じて、京都とフィレンツェ、そしてグッチのつながりに想いを馳せて。

グッチ バンブーハウス

会期:~8/15(日)
会場:旧川崎家住宅
京都府京都市中京区新町通六角上ル三条町340
開:11時~20時(最終入場は19時まで)
休:水
入場無料、要予約
guccibamboohouse.gucci.com

 

●問い合わせ先
グッチ ジャパン クライアントサービス
0120-99-2177(フリーダイヤル)
www.gucci.com

 

 

text: Natsuko Kadokura

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