レディー・ガガ、奇抜なスタイルでNYの街中を闊歩。
Fashion 2021.08.10
この夏、レディー・ガガはニューヨークの街にたびたび出現、トレンディで目立ちまくりのルックを披露している。
クリストファー・ジョン・ロジャースのドレスで登場のレディ・ガガ(ニューヨーク、2021年8月6日)photo : Abaca
ファッションにかけては、レディー・ガガの辞書に安全パイやシンプルという言葉がないことは周知の事実。この夏、マンハッタンでとっても真面目な夏を過ごし、トニー・ベネットとのラジオ・シティ・ホールでのコンサートの準備にいそしむガガ様。4800万人のインスタフォロワーを持つポップの女王の毎日は、まるで、1人ファッションウィークだ。
XXLプラットフォームソールのブーツに、超ロングドレス、キャッツアイサングラス。モードアイコンのステータスにふさわしい、パンチの効いたルック選びはさすがだ。
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堂々たるスタイル
彼女は誰よりも、ネットユーザーを熱狂させる術を知っている。まず、ヴァレンティノ・オートクチュールのショーで発表されたばかりのバイオレットのトータルルック。ランヴァンの羽根つきの黒いタートルネックドレス、マーク・ジェイコブスのサイクリストパンツとチューブトップのスカイブルーのアンサンブル、あるいは、ジャンバティスタ・ヴァリのフリルのドレスなど、METガラのレッドカーペットからそのまま出てきたような劇的なルックニューヨークのストリートを歩く姿はまさにアート。
他にも、今シーズン一番トレンドのバルーンスリーブでは、黒いタイトスカートに合わせたクリスチャン・シリアーノのブラウスや、ジュゼッペ・ディ・モラビトのデザインによる超特大スリーブのドレスが登場。
どんなスタイルにも挑戦を厭わないレディ・ガガ。過激ぶりは相変わらずだが、そのワードローブは、よりグラマラスな色合いに変わってきたようだ。以前はトラッシュで反体制的だった(2010年のMTVアワードで、レッドカーペットになま肉のドレスで登場したこともある)ガガ様だが、このところシック。もしかしたら映画『House of Gucci』での役どころに影響を受けているのかも?
撮影はクランクアップしたばかり。モードの歴史は永遠に繰り返す。
text : Narjiss Essafi (madame.legaro.fr)