グッチの創造的なビジョンを探る、没入型エキシビションとは?

Fashion 2021.09.14

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グッチは、ブランド創設100周年を祝し、これまでグッチが展開してきた広告キャンペーンを通じて、クリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが描くビジョンと美学、インクルーシブな哲学を映し出すエキシビション『Gucci Garden Archetypes(グッチ ガーデン アーキタイプ)』を展開。今年5月、フィレンツェのグッチ ガーデンから始まったこのエキシビションが、いよいよ9月23日より、東京・天王洲にてスタートする。

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グッチ ビューティーの部屋では、「大胆な人、輝ける人、美しい人のために」と謳ったリップスティック コレクションの広告キャンペーンの映像が、多数のマルチスクリーンをジャック。

アーキタイプとは、さまざまなイメージの源となる存在=元型を表す言葉であり、グッチの広告キャンペーンは、まさしくグッチの世界のアーキタイプとなるもの。本エキシビションは、東京からロサンゼルス、1968年のパリの五月革命までのさまざまな舞台に、宇宙の探検家やエイリアン、馬、天使などが登場し、訪れる人をアレッサンドロ・ミケーレのビジョンを探検する壮大な旅へと誘うもの。そして音楽、アート、旅、ポップカルチャーなどのさまざまなインスピレーションを内包しているグッチの広告キャンペーンの世界を掘り下げていく。

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最大の特徴は、最先端のテクノロジー、精緻を極めた職人たちの手仕事、革新的なインテリアデザインによって、複数の空間でそれぞれに異なる没入体験を楽しめること。空間デザインを手がけたスタジオ、アルキヴィオ・ペルソナーレは、ミケーレのビジョンを物語性のある空間へと変換することで、彼の独自の美学をより印象的に表現。会場に一歩足を踏み入れると、まずはエキシビションの舞台裏と思しきコントロールルームが現れ、これまで彼が手がけた広告キャンペーンの映像がマルチスクリーンに映し出されている。

会場内は、テーマごとに分けられた多数の部屋が通路でつながれ、多様で魅惑的なグッチの広告キャンペーンの世界を再現。そこではグッチ ビューティー、パリの5月革命「May 68」に参加した若者たちへオマージュを捧げた2018年プレフォール コレクションの広告キャンペーン、アーティストのイグナシ・モンレアルによるビジュアルを使用した2018年春夏コレクションの広告キャンペーン、東京へと向かった2016年秋冬コレクションの広告キャンペーン、宇宙へと向かった2017年秋冬コレクションの広告キャンペーンなどが紹介されている。

「この6年間の冒険に人々を誘い、空想の世界や物語、驚きやまばゆいきらめきを巡る旅をともにするのは、おもしろいことだと考えました。そこで、広告キャンペーンの世界に入り込んだような臨場感にあふれる遊びの空間を創ることにしました。なぜなら広告キャンペーンは、私のイメージを最も明快に体現しているからです」と、エキシビションのキュレーターを務めたミケーレは語っている。

観賞は事前予約制なので、早めに予約を!

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会場入ってすぐに目にするのが、これまでアレッサンドロが手がけた広告キャンペーンの映像が映し出されたマルチスクリーン。

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2016年秋冬コレクションの広告キャンペーンの部屋では、夜もまばゆく輝き続ける東京のイメージが壁面を覆うスパンコールによって表現されている。

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会場の迷路のような空間をどんどん進んでいくと、アレッサンドロが初めて手がけた2015年秋冬コレクションの広告キャンペーンに遡って、ロサンゼルスの地下鉄に乗ることもできる。

『Gucci Garden Archetypes』
グッチ ガーデン アーキタイプ
期間:9/23(木・祝)~10/31(日)
会場:B&C HALL・E HALL
東京都品川区東品川2-1-3
開)11時~20時(月~木、日、祝) 11時~21時(金、土、祝前日)
*最終入場は閉館の30分前まで。
入場無料、事前予約制
*予約はグッチ公式LINEアカウントにて受付中。
*今後の状況によっては、事前の予告なく変更となる可能性もございます。本エキシビションの最新の状況については、グッチ ジャパン クライアントサービスまでお問い合わせください。また混雑時にご来場人数を制限させていただく場合がございますので、予めご了承ください。
*本エキシビション会場では、ご来場者の安全に配慮するため、感染症対策を徹底して行ってまいります。
●問い合わせ先:
グッチ ジャパン クライアントサービス
0120-99-2177(フリーダイヤル、受付時間:10時~21時)

text: Natsuko Kadokura

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