2年半ぶりに帰ってきたメットガラ。今年のテーマは?
Fashion 2021.09.18
ニューヨーク社交界の一大イベント、メットガラが9月13日にようやく開催された。幾度もの延期や中止を経た待望のイベントは、予想通り、これまで以上に趣向を凝らした大胆なファッションの競演となった。リアーナ、ティモシー・シャラメ、ケンダル・ジェンナーらのクレイジーな装いをご覧あれ 。
バレンシアガの隠密風ボディスーツを纏って会場に登場したキム・カーダシアン。(ニューヨーク、2021年9月13日) photo : Getty Images
予想はついていた。前回の開催から2年半、ようやくアナ・ウィンターが主催するメットガラが開催され、9月13日、ニューヨークのメトロポリタン美術館の前は、気合の入った奇抜なルックのセレブであふれかえった。
ファッション好きのセレブたちは、一枚26,800ユーロ(約350万円)のチケットを購入し、美術館のファッション部門の資金づくりに貢献したうえで、思いつく限りの趣向を凝らしたファッションで登場した。
メットガラの出席者に課せられる課題は、その晩にオープンする展覧会のテーマに適ったルックでレッドカーペットを歩くこと。今年は「In America: A Lexicon of Fashion(アメリカ、ファッション用語集)」か「In America: an Anthology of Fashion(アメリカ、ファッション・アンソロジー)」という二つのテーマが与えられた。それぞれがテーマを自由に解釈し、そのうえでみんなの目を楽しませてくれた。
キム・カーダシアン流「アメリカン」スタイルは、謎の同伴者を連れて、顔まで隠れたバレンシアガの隠密風ボディスーツでやってくることだった。
同じカーダシアン一家のケンダル・ジェンナーはジバンシィのシアードレスで登場。「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘプバーンをさりげなく意識したルックだ。イリーナ・シェイクも透け感がポイントの、花の刺しゅうをちりばめたモスキーノのドレスを纏った。
歌手のビリー・アイリッシュは、マリリン・モンローばりのプラチナブロンドのボブヘアにオスカー デ ラ レンタのボールガウンドレスで華やかに登場した。
スポーツ選手も出席しており、テニスの大坂なおみ選手は、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエールが彼女のために特別にデザインしたドレスを披露した。
text : Sabrina Pons, Blanche Marcel (madame.lefigaro.fr)