4 Moncler Hyke モンクレールとハイクが夢のコラボレート。

Fashion 2021.09.28

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ダウンジャケットでおなじみのモンクレールが、世界中の個性豊かなクリエイターとタッグを組むコラボプロジェクト、モンクレール ジーニアス。2021年秋冬シーズン、東京ブランドのハイクが初参加し、シンプルで機能的なワードローブ、4 モンクレール ハイクが完成。ハイクのデザイナー、吉原秀明と大出由紀子に製作過程やコンセプトについて話を聞いた。

ダウンジャケットが生まれた情熱に触れて。

atari_4 MONCLER HYKE_GENIUS 2021_EDITORIAL STILLS_EDITORIAL IMAGES_4.jpgフランス軍のM-64フィールドパーカから生まれたアウター。ライニングは取り外せてノーカラーコートとしても使える3WAY仕様。表地には防風や防水機能が付くゴアテックス素材を使用。アウター「ランガーディス」¥327,800、スカート¥82,500、ニットキャップ¥31,900/以上4 モンクレール ハイク(モンクレール ジャパン)

コラボレーションとは、ふたつのブランドの“結婚”のようなもの。幸せな“結婚”には、相手を知る努力や時間が必要なように、このプロジェクトも2018年にモンクレールが初めてハイクにオファーし4年目にして完成した。ハイクがまず取り組んだのは、モンクレールの歴史を探ることだった。

「1954年にイタリアの登山隊(モンクレールがダウンジャケットを提供)がK2へ遠征するドキュメンタリー映像やアーカイブ、本などさまざまな資料を集めました。並行してブランド創業の地、フランスのミリタリーウエアをリサーチし、現在のモンクレールの最新技術を共有してもらいました」(吉原・大出)

リサーチの過程でふたりの心を捉えた一着があった。モンクレール社から借りた、登山家のリオネル・テレイのタグが付いた60年代のダウンコートだ。

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atari_4 MONCLER HYKE_GENIUS 2021_EDITORIAL STILLS_EDITORIAL IMAGES_2.jpgアルピニストが山へ挑戦するために生まれた60年代のダウンジャケットをモデルに、ハイクのフィルターを通してデザイン。アウター「アルテルシス」¥218,900、スカート82,500、ニットキャップ31,900、スノーブーツ¥115,500/以上4 モンクレール ハイク(モンクレール ジャパン)

「1952年頃、登山家のために装備用品を製造していた工場内で、工員たちは防寒のためにシュラフ(寝袋)に袖が付いたようなオーバーを着用していたそうです。グースダウン(ガチョウの羽毛)を詰めたオーバーの軽さと暖かさに気づいたリオネルは『これなら、誰も足を踏み入れたことのない山々に挑むことができる』と閃き、改良を重ねていきます。現在のダウンジャケットの原型が生まれた瞬間のエピソードに触れ、当時の限界を超えるために、先端技術を取り入れ、挑んでいく情熱に惹かれたんです。実際のアーカイブを見ると、洗練されたデザインや卓越した技術があり、何十年も前の製品とは思えないクオリティに驚きました」(吉原・大出)

このダウンコートの縫製技術やシルエットを分析。魅力を最大限に生かしながらハイクの視点を取り入れ、トープに彩られた2021年版のダウンジャケットが出来上がった。

ハイクのデザインコードを貫いて。

昨年4月にデザインに取り掛かったこのプロジェクトは、ほぼパンデミックと同時に立ち上がった。当初のプランに変更が生じるなか、イタリアと日本で細やかなやり取りを重ねて、ハイクのスタイルを貫くことにもこだわった。

「モンクレール ジーニアスは才能豊かなデザイナーが参加し、それぞれの個性をモンクレールの哲学と融合させています。そのなかでハイクの個性を認識してもらえるようにデザインしました」(吉原・大出)

フランス軍のM-64フィールドパーカから着想を得たフード付きアウターは、ロングシルエットでデザインし、ボタンまでワントーンで仕上げた。色はネイビーとトープに絞り、ロゴマークも一新。トリコロールカラーの定番ロゴをホワイトで彩りサイズをひと回り小さく仕上げた。

atari_4 MONCLER HYKE_GENIUS 2021_EDITORIAL STILLS_EDITORIAL IMAGES_7.jpgトリコロールカラーのロゴを封印し、ハイクのスタイルに映える上品な白のワンポイントに刷新。ニットにはリサイクルカシミアを使いサステイナブルな試みも。ニットキャップ¥31,900/4 モンクレール ハイク(モンクレール ジャパン)

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「モンクレールらしさ、存在感を表現するため、ハイクなら中綿を使うところを、ダウン(ガチョウの羽毛)を用いてデザインしています。ダウンのボリューム感はあまり経験したことがない取り組みだったので、感覚をつかむのに苦心しました。DIST(Down Integrity System and Traceability)と呼ばれるモンクレール独自の認証を取得する、最高品質のダウンのよさを最大限に引き出す、モンクレールの素材や縫製技術にも感銘を受けました」(吉原・大出)

袖を通すとまさに羽のように軽く暖かく雨に強い。天候によってライニングやフードが自由に取り外せるワードローブは、女性のライフスタイルを自由にする可能性に満ちている。

「モンクレールの本質でもある、登山用防寒着、アウトドアスポーツウエアの機能を応用することで、都市生活やヴァカンスでも快適に過ごすことができるウエアが作れるのではないかとデザインしました。コロナ禍がいつ収束するかわからない状況なので、着ることによってひと時でも楽しく豊かな気持ちになってほしい。心がリフレッシュするきっかけになればうれしいです」(吉原・大出)

atari_4 MONCLER HYKE_GENIUS 2021_EDITORIAL STILLS_EDITORIAL IMAGES_5.jpg悪天候の時にも活躍するスノーブーツは、筒部分が取り外せる2WAYアイテム。マフラーなどアクセサリーも充実。スノーブーツ\115,500/4 モンクレール ハイク(モンクレール ジャパン)

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Yukiko Ode/Hideaki Yoshihara
1997年に吉原秀明と大出由紀子がヴィンテージショップ、ボウルズをオープン後、オリジナルブランド、グリーンを立ち上げカルト的な人気を博す。3年間の休止期間を経て2013年にハイクを設立。コンセプトは「HERITAGE AND EVOLUTION(服飾の歴史、遺産を自らの感性で独自に進化させる)」。ヴィンテージのミリタリーウエアやユニフォームなどをインスピレーション源に現代のライフスタイルに合わせた洗練されたコレクションを発表する。

 

●問い合わせ先:

モンクレール ジャパン 
0120-977-747(フリーダイヤル)
www.moncler.com/ja-jp/genius/shop-moncler-genius/4-moncler-hyke

text: Maki Shibata

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