佇まいを美しくする、フォトコピューに魅了された小坂英子。

Fashion 2021.11.18

パリジェンヌを思わせる、心身が自由になる服作り。

Eiko Kosaka × Photocopieu
小坂 英子 × フォトコピュー

211001-eiko-kosaka-01.jpg
ニュアンス豊かなコットンのリブ編みのニットベストで、スタイリングに奥行きをプラス。長く垂れた糸の始末がユーモラス。

ブランドを知ったのは、名古屋のセレクトショップ「アルタミラ」で。顔映りのいい色使いに好感を持った。

「ジャンルを限定せず、カッティングやボタンの位置まで、さまざまなタイプの身体の個性を知ったうえでのレイヤリングを想定した服の設計が素晴らしい」

身に着ける人それぞれが美しい佇まいになるよう演出をすることに軸を置いたものづくりは、自身のシューズブランド「カティム」と近しい視点を感じる。

「多様性がうたわれるなかでも自分に自信が持てずに、コンプレックスを服でどう隠すか、素材感やレイヤード、ボリュームで、着こなす方法や知識を身につけ、自分なりに工夫してきました。でも、身体のラインを隠さずに、その人の個性や人となりを魅せる、服の立体感を体感しました。着ることで固定観念を覆される、ポジティブな経験だったと思います」

---fadeinpager---

211001-eiko-kosaka-02.jpg
ブランド設立直後のコーデュロイのマキシドレスと今季のワンピースを愛用。デニムと合わせればカジュアルに着られ、足元にレザーシューズを選べば改まったシーンにも活躍するオールマイティさ。
フォトコピュー
デザイナーの竹内美彩が2019年に設立。フランス仕込みのカッティングと立体裁断が特徴。インスピレーション源はパリにいるような、しなやかで強い女性たち。女性的なシルエットと厳選された素材からなる、強い佇まいを表現したコレクションが人気を博す。
www.photocopieu.fr
小坂 英子
国内外のファッションブランドでの海外生産管理や、デザイナーアシスタントを経て、独立。“永く美しく履くシューズ”を志し、ドイツ式整形外科靴学を学ぶ。2016 年にカティムをスタート。
https://katim.sc

*「フィガロジャポン」2021年10月号より抜粋

photography: Okabe Tokyo editing: Aika Kawada

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

2025年春夏トレンドレポート
中森じゅあん2025年年運
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリシティガイド
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • 広告掲載
  • お問い合わせ
  • よくある質問
  • ご利用規約
  • 個人の情報に関わる情報の取り扱いについて
  • ご利用環境
  • メンバーシップ
  • ご利用履歴情報の外部送信について
  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • Pen Studio
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CCC MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CCC Media House Co.,Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.