キャサリン妃、またも式典に「同じ服」で登場! 着回し上手の秘訣とは?
Fashion 2022.04.26
サステナブルなワードローブを構築していることで知られるキャサリン妃は、エレガントな着回し術にも長けている。何年も経ってから再登場するアイテムもあるようだ。
関連画像:キャサリン妃は着回し上手! 未来の王妃のお気に入りドレス。
アンザックデーの追悼ミサに出席したキャサリン妃。白いドレスはシャーロット王女の洗礼式でも着用したもの。(ロンドン、2022年4月25日) photography: Abaca
なんだか見覚えのある服だった。4月24日、ロンドンのウェストミンスター寺院でオーストラリアとニュージーランドの従軍者を追悼するアンザックデーの式典が行われ、キャサリン妃は真っ白なコートドレスで参加した。2015年に娘のシャーロット王女の洗礼式で着用したドレスだ。着回し上手なキャサリン妃ならではのチョイスだ。
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キャサリン妃の着回しコーデはいまに始まった事ではない。2020年9月、ロンドンの各所訪問の折にキャサリン妃が着ていたベウラ・ロンドンのドレスは、同じ年の5月、あるイベントでも着ていたものだった。同様にキャサリン・ウォーカーの赤いコートを2018年のクリスマスと2020年3月に使用している。キャサリン妃が同じ服を着回すことにはこれまで多くのコメントが寄せられている。確かに王室の世界では珍しく、モダンな印象だ。キャサリン妃の素敵な着こなしは瞬く間に世界中で真似されるが、単なるファッションを超えたメッセージを含んでいることもある。例えばサステナブルで環境にやさしいワードローブというビジョンを示すことなどだ。
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キャサリン妃のお気に入り
キャサリン妃にとって着回しはすでにお手のもの、回数もこなしている。英国アカデミー賞授賞式、ウィンブルドンでのテニス大会、各国公式訪問など、日頃からお気に入りの服をたびたび登場させているのだ。環境への配慮が求められる時代に適った姿勢とも言える。
2018年のクリスマスに着用したキャサリン・ウォーカーのコート(右)が2020年3月9日のコモンウェルス・デーの式典で再登場(左)。photography: Abaca
時には10年以上前の服を引っ張り出してくることもある。例えば、最近のアイルランド訪問で着ていた白いロングコートは、2008年にウィリアム王子が集中訓練後、英国空軍(RAF)のパイロット資格を得た日に初めて着たものだ。
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イブニングドレスについても同様で、ウィリアム王子が主催した2020年の英国アカデミー賞授賞式では、2012年にマレーシアでの公式晩餐会で着用したアレキサンダー・マックイーンの白いロングドレスを再登場させた。キャサリン妃がこのドレスを選んだ意図は明快だ。セレブにヴィンテージドレスや環境に優しいドレスの着用を呼びかけることで、サステナブルなレッドカーペットファッションを推進したいという主催者の思いに応えたのだ。人によっては、そうした行動は努力を要することかもしれないが、未来の女王にとってはとても容易いことのようだ。
text: La Rédaction (madame.lefigaro.fr)