2022-23 Autumn & Winter Collection TREND REPORT 今季のトレンドを押さえて、ワードローブをアップデート。
Fashion 2022.08.22
TREND ITEM
エネルギーに満ちあふれたウエアを手に入れることが、新時代のファッションを楽しむためのファーストステップ。ついに平常運転に戻ったコレクションサーキットの中から、注目のキーワードを総ざらい。
Tailored Jacket
ジャケットがなくちゃ始まらない!
オフィス回帰の機運から盛り上がりが顕著だったジャケットが、さらにパワーアップ。身体を覆い隠すほどのオーバーサイズシルエット、肩が大きく張り出したショルダーライン、ぐっとシェイプされたウエスト……。普遍的であるアイテムが、過去類を見ないほどバリエーション豊かに生まれ変わった。パワーウーマンからレディライクなスタイルまで、必ずやイメージどおりの一着が見つかるはず。
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Classic Tweed
クラシックで終わらないツイードの新しい解釈。
タイムレスな秋冬スタイルに欠かせない素材といえばツイード。ピンクのファンシーツイードでメゾンのアイデンティティをモダンに解釈したシャネル、オーセンティックなジャケットにレッドのレザースカートを合わせたグッチなど、フレッシュに魅せる現代的なアプローチが光った。
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Tank Top & Slip Dress
秋冬なのに!? 進むシーズンレス化。
ボッテガ・ヴェネタやプラダは、ボディラインにぴったりと沿うまっさらなタンクトップが印象的なファーストルックを披露。また、多くのブランドでスリップドレスが採用された。一枚はもちろん、インナーとしてもレイヤードしても使える汎用性がコーディネートの幅を広げる。
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Seasonal Detail
デザイナーのこだわりと美意識は細部に宿る。
ロエベの3Dリップモチーフや、デヴィッド・シムズが撮影したポートレートをコラージュしたルイ・ヴィトン、ジバンシィのデニムにあしらわれたパールまで、さまざまな装飾がランウェイで輝いた。ひとつのアイテムを特別な存在に高める個性豊かなディテールは、デザイナーたちの想いが詰まった美の結晶だ。
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Mini & Flared Skirt
ミニかフレアか、スタイルを左右する究極の選択。
昨冬から盛り上がりを見せていたマイクロミニブームは今年も健在。台形ミニやAラインのミニドレスと種類も豊富で、ジルサンダーまでもが提案したことがそれを物語る。一方で新たに台頭したのがボリュームたっぷりのフレアスカート。大人の女性の琴線に触れる緩やかに広がる優雅なシルエットにエレガンスが漂う。
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Knee-High Boots
ニーハイブーツはミニスカとの最強タッグで。
ブーツの丈は昨冬からさらに長くなり、ロングからニーハイへ。コントラストが際立つショートボトムスとのコンビで提案するブランドが目立った。ハードルが高いミニスカートを取り入れる際の最適解となるか!?
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Bustier & Belt
重ねて締める腰回りのレイヤード術。
レイヤードスタイルのスパイスとして注目したいビュスチエやベルト。フェンディによるシャツとのトーンオントーンの合わせは好サンプル。マメ クロゴウチのニットポケットが付いたベルトなど、個性的なアイテムが出揃った。
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Long Gloves
腕先をすっぽりと覆い、クラシックに回帰。
昨冬からのアップデートが主流のなか、今季の新顔といえるのがロンググローブ。主役級の存在感を放つディオールのバイカーグローブを中心に、装いはシンプルでも一点投入するだけで一躍今シーズンらしいムードを纏える。
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Leather
時代性を映すレザーの真の価値と可能性。
ディオールやサンローランのライダースから、クロエやエルメスのドレスまで。レザーは今季さまざまに形を変えてランウェイを席巻。サステナブルが叫ばれて久しいなか、上質なレザーを長きにわたって愛用するのもサステナブルな選択のひとつと考えるメゾンのメッセージだ。
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Iconic Bag
名だたるメゾンのアイコンバッグがこぞって進化。
エルメスはケリーバッグ、トッズはDi バッグ、ボッテガ・ヴェネタはイントレチャート、フェンディはバゲット。トレンドの映し鏡であるバッグにおいては各メゾンのアイコンバッグが、より現代的にアップデートされた。
*「フィガロジャポン」2022年9月号より抜粋
editing: Kenichiro Tatewaki