カトリーヌ・ドヌーヴ、ヴェネツィア映画祭でタトゥーがチラリ⁉
Fashion 2022.09.08
第79回ヴェネツィア国際映画祭の開幕式に出席したフランスの名女優は、普段あまり見せることのないある部分を露わにしていた。
第79回ヴェネツィア国際映画祭の開幕式でレッドカーペットに登場したカトリーヌ・ドヌーヴ。(2022年8月31日、ヴェネチア)photography: Getty Images
2022年8月31日、カトリーヌ・ドヌーヴは第79回ヴェネツィア国際映画祭開幕式のレッドカーペットに登場した。これまでの功績に対して栄誉金獅子賞が授与されることになった大女優は赤いドレスをまとい、他を圧倒する存在感を放っていた。そんな彼女のある部分に観客の目は引き寄せられた。それは足の甲に施されたトライバルタトゥー。ロジェ ヴィヴィエのシルバーパンプスに、膝までスリットが入ったサンローラン バイ アンソニー ヴァカレロのドレスというコーディネートゆえに注目が集まったとも言える。
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現在78歳のドヌーヴが自分から積極的にタトゥーの話をすることはないが、2014年にフランスの雑誌「オブセッション」のインタビューで、昔からタトゥー好きだったことを打ち明けている。ただし、控えめであればの話だ。ドヌーヴはこの足のタトゥーの他、髪をたらしている時には見えないが、首の後ろにマオリ族のシンボル風の亀のタトゥーを入れている。
2015年パリ春夏コレクションでのカトリーヌ・ドヌーヴ。(パリ、2015年9月25日) photography: Getty Images
ポリネシアの文化で亀は強さや保護を象徴し、魂が安住の地へ向かうのを助ける神と考えられている。タトゥー全般についてドヌーヴは、「それは特別な“しるし”のようなもので、人と違うことをしたいという気持ちの表れ。割とエロティックだわ」と語っている。その一方で、たとえば「夏に短パンでタトゥーの入ったふくらはぎを見せる」ような「男性に見かけるある種のタトゥーは下劣」だと心底から嫌悪感を示していた。
text: Mathilde Seifert (madame.lefigaro.fr)