メゾン マルジェラのインスタレーション『シネマ・インフェルノ』とは？

メゾン マルジェラは、表参道店のリロケーションオープンを記念して、最新の2022年「アーティザナル」コレクションを展示するオフサイトのインスタレーション『シネマ・インフェルノ』を7月29日から8月15日まで、東京・渋谷のパークウェースクエア 2にて開催。

この大規模なインスタレーションは、クリエイティブ・ディレクター、ジョン・ガリアーノが構想した物語『シネマ・インフェルノ』に基づいたもの。昨年7月に発表した「アーティザナル」コレクションにおいて、ジョン・ガリアーノは、イギリスの演劇カンパニー、Imitating the Dogとコラボレーションし、この物語をオートクチュールと映画、演劇が一体化したアッサンブラージュ（寄せ集め）・パフォーマンス作品『シネマ・インフェルノ』として完成させた。さらにそのパフォーマンス作品を発展させ、ストーリーとテーマを視覚的に表現する劇場型のインスタレーションとして、今年1月にパリのメゾンの本社で「Co-Ed」コレクションのショーに合わせて発表。

今回の東京でのインスタレーションは、パリのフォーマットをベースに物語をたどりながらも、オリジナルの展示構成になっている。会場に設置されたマネキンは、メゾン マルジェラのオートクチュールにあたる「アーティザナル」の2022年コレクションを着用。すべてのルックはアトリエで手作業で製作され、また、そこで開発されるメゾンの主要なテクニックやコードを表現している。

ジョン・ガリアーノによる『シネマ・インフェルノ』はこの展示から8月10日の表参道店オープンまで新たなる物語を描きながら続いていく。ぜひこのインスタレーションで彼の世界観に没入してみて。