秋のマストバイ、スカートを纏って。
Fashion 2023.09.15
エレガンスの再興が顕著な今シーズン、多くのブランドがスカートスタイルを提案。デザイン、シルエット、素材使い。渾身の一着からそれぞれのアティチュードを感じて。
ウェディングドレスを着想源に現実の美しさを視覚化。
アーチ状に広がる純白のスカートと咲き誇った花々が連想させるのは、愛情の証であるイヴニングウエア。そのエッセンスを加えることで、今シーズンのプラダは手仕事による心遣い、そして生きることの美しさを再考。合わせたのはデイリーなセーター。意義は違えど不可欠な存在が、お互いの重要性を高め合う。
スカート¥1,320,000、ニット¥209,000(ともに予定価格)/ともにプラダ(プラダ クライアントサービス)
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足取りとともに表情が変わるラップスカートの多面性。
時にしめやかに、時に大胆に。仕草ひとつで印象を変えるラップスカートは、上質なウールがエレガンスを引き立てる。長いボウタイがセンシュアルに揺れるシャツを合わせたルックが彷彿とさせるのは、ユベール・ドゥ・ジバンシィがデビューコレクションで発表し、当時としては斬新だった“セパレーツ”スタイル。
スカート¥178,200(予定価格)、ブラウス¥247,500、パンプス¥181,500/以上ジバンシィ(ジバンシィ ジャパン)
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タイムレスなデザインで輝く精緻を極めたディテール。
最高級のウールモヘア生地とサイドスリットに施された白いハンドステッチに、哲学として持つサヴィルロウのテーラリングを感じるペンシルスカート。クラシックなトレンチコートをタックインし、裾先からはシルクのインナースカートを覗かせることで、厳格なブリティッシュスタイルに遊び心を添えた。
スカート¥392,700、コート¥658,900、ベルト¥154,000、ブーツ¥328,900/ 以上ザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン)
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服と人の美しき物語を描いたアンティークなあしらい。
繊細なフラワーモチーフがプリントされたスカートに込められたのは、色褪せた大判スカーフを切り、チュールを重ねることで、まったく別の一着として新たな命が吹き込まれたというストーリー。長い年月着続けたためにラペルの端が擦り切れてしまったかのようなマスキュリンなジャケットとともに、服と着る人との間に生まれる親密な瞬間を描いた。
スカート¥151,800、ジャケット¥266,200、ブーツ¥193,600、リング¥69,300/以上ドリス ヴァン ノッテン
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柔らかくリュクスな質感を幾度もの加工で表現。
しなやかなスタイルに、レザーのテクスチャーが緊張感を添える。
スカート¥118,800/ディーゼル(ディーゼル ジャパン) シャツ¥64,900、前後逆に着たビュスチエトップ¥42,900/ともにガブリエラ コール ガーメンツ(ビオトープ(ジュンカスタマーセンター)) 腰に巻いたジャケット¥72,600/ポール・スミス(ポール・スミス リミテッド) ニット帽¥1,500/ユニクロ ネックレス¥90,200/アトリエ ウブリエ(ハイアンドシーク) シューズ¥124,300/ジャンヴィトロッシ(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) ストッキング/スタイリスト私物
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マニッシュなファブリックが、ブランドの出自を示す。
さまざまなグレーで、自分らしく生きる女性のパーソナルスタイルを描いたラルフ ローレン コレクション。メンズブランドとしてのルーツを感じるスーツ地のミモレ丈スカートに、クロップト丈のアルパカニットを合わせた。ニュートラルカラーゆえに、素材の選択に個性が表れる。
スカート¥226,600、ニット¥181,500/ともにラルフ ローレン コレクション(ラルフローレン) ブーツ¥267,400/ラバンヌ(エドストローム オフィス)
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クラフトマンシップを象徴する、メタリックな装飾。
ラメの破片がちりばめられたようなニットスカートに、ナイロンのダウンボレロをオン。異なる素材による化学反応が新たな好奇心を呼び起こす。
スカート¥106,100/ラバンヌ(エドストロームオフィス) ボレロ¥99,000/ヘルノ(ヘルノ・ジャパン) ヘアニードル各¥70,300/トムウッド(トムウッド プロジェクト) グローブ¥28,600/マメ クロゴウチ(マメ クロゴウチ オンラインストア) ブレスレット¥59,400/ソフィーブハイ(エスケーパーズオンライン) シューズ¥97,900/ル モンド ベリル(ロンハーマン) ストッキング/スタイリスト私物
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無駄を削ぎ落としたタイムレスなデザイン。
ガーリーなミニスカートを、グレージュのバージンウール素材とナローシルエットで都会的に昇華。
スカート¥140,800/マイケル・コース コレクション(マイケル・コース カスタマーサービス) ジャケット¥112,200/アワー レガシー(エドストローム オフィス) シャツ¥46,200/フミト ガンリュウ(エフオーエス K.K) ブレスレット¥48,400、リング¥46,200(ともに予定価格)/ともにハルノブムラタ(ザ・ウォール ショールーム) シューズ¥61,600/マメ クロゴウチ(マメ クロゴウチ オンラインストア)
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ベールから見え隠れする、女性の本質的な官能性。
ふわりと膨らむシルエットと光沢のある質感が目を引くフード付きボディシャツに合わせた、身体にぴったりとフィットするフルレングスのレーススカート。繊細なコットンメッシュにインターシャ編みで施されたローズ柄、その先にうっすらと透ける素肌が、女性だけが持つ曲線美を浮かび上がらせる。
スカート¥279,400、ボディスーツ¥262,900、ブーツ¥262,900/以上アライア(リシュモン ジャパン アライア)
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ピンクのレースと花々に宿る、無垢なロマンティシズム。
揺らめくフラワーモチーフのスカートとニットパンツをレイヤード。ロマンティックなピンクとシックなブラック、シアーなレースとマットなウール。相反する要素を組み合わせて、スカートの可憐さが引き立つ。
スカート¥1,210,000、中にはいたパンツ¥154,000、シューズ¥190,300(すべて予定価格)、ベルト¥84,700、胸に巻いたベルト¥190,300、/以上ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
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プラダ クライアントサービス
0120-45-1913(フリーダイヤル)
www.prada.com
ジバンシィ ジャパン
0120-218-025(フリーダイヤル)
www.givenchy.com
ザ・ロウ・ジャパン
tel:03-4400-2656
www.therow.com
ドリス ヴァン ノッテン
tel:03-6820-8104
www.driesvannoten.com
ディーゼル ジャパン
0120-55-1978(フリーダイヤル)
www.diesel.co.jp
ビオトープ(ジュンカスタマーセンター)
0120-298-133(フリーダイヤル)
www.biotop.jp
ポール・スミス リミテッド
tel:03-3478-5600
www.paulsmith.co.jp
ユニクロ
0120-170-296(フリーダイヤル)
www.uniqlo.com
ハイアンドシーク
highandseek.tokyo@gmail.com
ジャンヴィト ロッシ ジャパン
tel:03-3403-5564
www.gianvitorossi.com
ラルフ ローレン
0120-3274-20(フリーダイヤル)
www.ralphlauren.co.jp
エドストローム オフィス
tel:03-6427-5901
www.pacorabanne.com
ヘルノ・ジャパン
tel:03-6427-3424
www.herno.com
トムウッド プロジェクト
www.tomwoodproject.com
マメ クロゴウチ オンラインストア
www.mamekurogouchi.com
エスケーパーズオンライン
tel:03-5464-9945
https://escapers.jp
ロンハーマン
0120-008-752(フリーダイヤル)
https://ronherman.jp
リシュモン ジャパン アライア
tel:03-4461-8340
www.maison-alaia.com
マイケル・コース カスタマーサービス
tel:03-5772-4611
www.michaelkorsoutlet.jp
エフオーエス K.K
cantact@fumitoganryu.jp
ザ・ウォール ショールーム
tel:03-5774-4001
https://harunobumurata.com
ジョルジオ アルマーニ ジャパン
tel:03-6274-7070
www.armani.com
*「フィガロジャポン」2023年10月号より抜粋
photography: Kiyoe Ozawa styling: Chiaki Utsunomiya hair & makeup: Yoko Hirakawa (mod’s hair) text: Kenichiro Tatewaki