セルジュ・ゲンズブールのジャケットを、サンローランがリデザイン？

Fashion 2023.10.05

サンローランとパートナーシップを結ぶ「メゾン・ゲンズブール」が、パリ7区にオープン。

パリ7区にオープンしたメゾン・ゲンズブールの外観。

その名のとおり、メゾン・ゲンズブールはフランス音楽界のアイコンでもあるセルジュ・ゲンズブールに関連する場所で、2カ所で構成されている。ひとつ目はゲンズブール通り5番地に位置し、セルジュ・ゲンズブールが22年間暮らした邸宅。その向かいの14番地には、同氏の生涯とキャリアをたどるミュージアムがあり、ブック＆ギフトショップやカフェピアノバー「Le Gainsbarre」が併設されている。

©️ REPORTERS ASSOCIÉS / GAMMA RAPHO

メゾン・ゲンズブールのミュージアムには、セルジュ・ゲンズブールが愛用したテニス・ストライプ生地のひとつボタンの女性用ジャケットなど、約450点のオリジナルアイテムが展示。このアイコニックなジャケットを、アンソニー・ヴァカレロのクリエイティブ・ディレクションのもと、サンローランがリデザインし、サンローランリヴ・ドロワストアおよびメゾン・ゲンズブールのギフトショップで販売。

サンローランとゲンズブールのつながりは、画家のステファン・ド・イェーガーによって1981年に描かれたセルジュ・ゲンズブールの肖像画のオリジナル作品2点が、パリとロサンゼルスにあるサンローランリヴ・ドロワストアにも展示されていることからもうかがえる。加えて、このパートナーシップにちなみ、サンローランリヴ・ドロワストアのウィンドウには、ゲンズブールの邸宅と同じファサードが描かれる。また、ゲンズブールのヴィンテージレコードと書籍の限定セレクションが、サンローランリヴ・ドロワストアとオンラインショップでも販売されるので、こちらもぜひチェックして。