主要デザイナーのデビューコレクションから華やかなセレブリティなど今季も話題豊富だった2024年春夏ファッションウィーク。今回は実際にショーを見にパリを訪れたスタイリストとエディターに、ランウェイや展示会で見つけたベストルック&アイテムを聞きました。
1回目は、ファッションジャーナリスト、塚本香がおすすめするルックとアイテムをご紹介。今シーズンらしいキーワードやリアルな目線で選ばれたスタイルに注目！

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Best Looks

Best Look＞＞ミュウミュウ　Look 01, Look 44

「誰もが知っているアイテムで、誰も見たことのないスタイルを構築する。そんな今シーズンの気分を象徴するルック。紺ブレ、ポロシャツ、チェックのボタンダウンにメンズのスイムパンツという日常のスタンダードだけで新しい美を提案するミウッチャ・プラダの感性に脱帽。腰履き、袖まくり、わざとずらした襟などスタイリングを手掛けるロッタ・ヴォルコヴァの小技も効いてます。同じトップスにゴールドブロケードのドレスを合わせたルック44も大・大・大好き」

ミュウミュウの全ルックはこちら。

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Best Look＞＞ザ・ロウ　Look 08

「トレンチコートの肩にかけているのは正真正銘のタオル！　コートのインはオーバーサイズのTシャツとゆったりとしたハーフパンツ。このルックこそ、時代を牽引するクワイエットラグジュアリーの最新バージョン。無造作でインティメイトな自分のためのスタイルです。心地よい素材とシルエットの服（とタオル）は心まで整えてくれる生活のパートナー。"Wellness"はファッションにとっても欠かせないキーワードになっていきそう」

ザ・ロウの全ルックはこちら。

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Best Look＞＞ロエベ　Look 39

「バスト下までの超ハイウエストパンツに目が釘付けになった今季。そのパンツに合わせるのはこんなクラシックなシャツやジャケット。でも、縦に強調されたラインがこれまでとは違うモダンな洗練を漂わせている。なんというパンツの威力。ミニマリズムの先にあるシルエットの美学を主張しています。手仕事を感じさせるシャツのピンタックの染めムラ、アーティストによる彫刻のアクセサリーなど、どこをとっても今シーズンらしさ満載のルック」

ロエベの全ルックはこちら。

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Best Items

Best Item＞＞シャネルのトングサンダル

「グラディエーター風あり、ポインテッドトウのミュールありと気になるトピックいっぱいの春夏シューズだけど、やっぱり推しはヌーディなトングサンダル。なかでもこの１足がMyベスト。ビーチサンダルそのままのようなデザインながら、素材はベルベット、小さなラインストーンのダブルCが気分を上げてくれます。ランウェイをお手本に、スーツやドレスにこのサンダルを合わせれば、足元から自由な洗練が漂ってきます」

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Best Item＞＞ステラ マッカートニーのカマーバンド付きジーンズ

「タキシードとデニムはいまのワードローブに欠かせないキーアイテム。かたやフォーマル代表、かたやカジュアル代表ですが、自由にクロスオーバーさせて着こなします。このジーンズはそんなエクレクティック感覚を１枚で実現。履き古したような色落ち感、ルーズなシルエットに正装のカマーバンドを装着というドレスアップ＆ダウンのバランスが絶妙。白シャツ、ジージャン、タキシードジャケットまでトップを変えればおしゃれの可能性は無限大」

ステラ マッカートニーの全ルックはこちら。

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Best Item＞＞エルメスのバーキン

「ジェーン・バーキンにオマージュを捧げるようにかごバッグが目立っていた今シーズン。でも永遠の一番を選ぶなら本家本元のバーキンバッグです。このバーキンは来年100周年を迎えるパリのフォーブル・サントノーレ店のアニバーサリーを祝して誕生した"24 rue du Faubourg Saint-Honoré"シリーズのひとつ。お店のファサードがペイントで描かれています。ジェーンのようにバーキンにシールを貼ったりする勇気がなくても、すでにカスタマイズ済みともいえるスペシャル版です」

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▶︎Chanel 2024 Spring & Summer COLLECTION
▶︎Hermès 2024 Spring & Summer COLLECTION