「素肌のように見える」パンスト、人気復活?

Fashion 2023.11.19

近年あまり見かけなくなっていた肌色のパンティーストッキングに復活の兆し。一体何が起きているのだろう。

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ミュウミュウ2023-2024年秋冬コレクション。(パリ、2023年3月7日)photography : Imaxtree

1960年代には女性の服装に欠かせないアイテムだった肌色のストッキング。だが人気は徐々に低下し、最近では古臭いイメージさえあった。不人気の理由は主に、色合いが不自然で脚がきれいに見えない、素肌感がないというもの。その一方でエリザベス女王やシラク元大統領夫人のようなコアなファンも存在した。しかし、流行は絶え間なく繰り返す。2023年にストッキングは男性の目を引きつけるセクシーな存在となった。たとえばミュウミュウ2023-2024年秋冬コレクションには豊富なカラーバリエーションのナイロンストッキングが登場し、もちろん「素肌のように見える」スキンカラーストッキングもその中にある。

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ミュウミュウ2023-2024年秋冬コレクション。(パリ、2023年3月7日)photography : Imaxtree

今やストッキングはどんなスタイルにも合わせられる。ミニスカートとスタジャンのカジュアルスタイルであっても。合わせる靴も選ばない。パンプス、スニーカー、あるいはスポーツマックスのコレクションに登場したようなビーチサンダルまで、組み合わせは無限だ。しかもストッキングのタイプによっては補正効果もあり、ヒップや脚を美しく、スタイル良く見せてくれる。履き心地もよく、ラメ入り、レースつきや柄物もある。復活した肌色ストッキングは2024年春夏コレクションのランウェイで大人気、シャネルではストライプ、ポール&ジョーではベビードールピンク、スポーツマックスではあらゆるスキンカラーが登場した。

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自由の象徴のカムバック

この大々的なカムバックは、ストッキングの歴史の文脈のなかで読み解くべきだろう。1962年、マリー・クワントはミニスカートを発明した。それは脚を露出するものであり、当時は物議を醸した。この商業的な性革命とも言うべきミニスカートへの反発を和らげようと、一部の女性たちは肌色のストッキングを履くようになった。防寒効果に加えて女性の脚に対する性的な視線を暗黙のうちに抑制するために。実際には覆われているのだから脚を見せているという非難はできなくなるという論法だ。

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スポーツマックス2024年春夏コレクション。photography : Imaxtree

#MeToo運動によってファッションは再び女性の身体を解放する方向に向かった。その流れで「パンツなし」の流行が生まれた。ミュウミュウが牽引するこのトレンドは、女性がズボンを履かずにショーツでいることを提案するものだ。もはや太ももまですべてさらけだす状況の中で、肌色ストッキングはおしゃれで露出の少ない選択肢として、またしても脚光を浴びている。

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text : Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)

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