アンジェラと体感する、アートが息づく新生「カサロエベ表参道」の魅力。

Fashion 2023.11.24

ロエベが日本展開50周年目となる今年、表参道のフラッグシップストアが全面リニューアルし、国内最大の面積を有する「カサロエベ表参道」へと変貌を遂げた。クリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソン監修のもと、地下1階から2階まで新たに拡張デザインされた店内には優しい自然光が降り注ぎ、ウエアやレザーグッズとともに多彩なアートやクラフト作品を展示。東京で初のレザー職人が在籍する「ロエベ リクラフト」も併設され、ロエベのレザー製品の修理・補修サービスを提供している。唯一無二の存在感を放つストアへ、プレコレクションを纏ったモデルでギャラリストのアンジェラが訪れる。

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下:シャツドレス¥203,500、ジーンズ¥106,700/ともにロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

「カサロエベ表参道」を象徴するシルバーセラミックタイル。

2004年にオープンした表参道店は、ジョナサン・アンダーソンがロエベのクリエイティブディレクターに就任した翌2014年に初めてリデザインされ、アートコレクターの邸宅をコンセプトとする世界中の「カサロエベ」の原型となった特別な場所。そこから約10年の時を経て、今回のリニューアルではアートやクラフトとの深い関係や自然との共存、そしてサステナビリティといったロエベが大切にしている要素をこれまで以上に力強く、拡大・発信していく。

新しいファサードには1万枚ものシルバーのセラミックタイルが用いられ、「カサロエベ表参道」の存在感を決定づける。スペインの職人の手仕事によって成形されたこのタイルは水面のように不規則に揺らめきながら街路樹などの周囲環境を写し、季節に合わせてさまざまに表情を変えていく。店内には、パブロ・ピカソやリチャード・ホーキンス、ヤン・ヘギュらのアート作品、バーナード・リーチやルーシー・リーの陶芸、2022年のロエベ財団クラフトプライズのファイナリストに輝いた四代田辺竹雲斎の作品などが同居。革新と伝統、そして自然と建物といった相反する要素を結びつけていく場へと生まれ変わった。

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表参道の街並みと、息づくグリーンの調和を感じて。

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ポロシャツ¥106,700、スカート¥234,300、パンプス¥234,300/以上ロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

1階フロアには宮原圭史・山下郁子によるボタニカルアレンジメントユニット、TSUBAKIの代表作のひとつである「OYAMA」が佇む。シダ植物や広葉樹など、日本の山で見られる多種多様な植物で作られたハンギングの屋内ビオトープにはメダカなどの魚が泳ぎ、都会の中でも自然の美しさを再発見することができる。

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細部にまで宿る、手仕事の美しさ。

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ドレス¥405,900、パンプス¥234,300/ともにロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

「カサロエベ表参道」を象徴するシルバータイルは、外観だけでなく店内の地下1階から2階までをつなぎ、荘厳な雰囲気を醸し出す。ロエベのストアプランニングにおいて最初に構想されたという階段に沿って取り付けられた鉄製の欄干とオーク材の手すりは職人により綿密に設計されたもの。煌めく壁面と繊細な曲線美を描く手すりのアーティスティックなコンビネーションにも注目したい。

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優しい光とシュールなオブジェのコントラスト。

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ドレス¥437,800/ロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)
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上:パンプス¥344,300/ロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

心地よい日差しが降り注ぐ2階フロアでは、アーティスト、アンセア・ハミルトン作の巨大なカボチャ「Giant Pumpkin No.7」がお出迎え。ロエベらしさを物語る、レザーで作られたオブジェの感触は意外にも柔らか。同フロアには芸術的なフォルムを描くイサム・ノグチの「Akari E」(画像下)も飾られ、自然光と和紙ランプというふたつの光がロエベのアイテムを美しく照らす。

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洗練された暮らしを連想するインテリア。

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カーディガン¥390,500、ジーンズ(参考色)¥137,500、パンプス¥234,300/以上ロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

多彩な質感で厳選された家具や什器も温かみあるインテリアを完成させる重要な要素。オランダ人アーティストのヘリット・トーマス・リートフェルトがデザインした「ユトレヒト・アームチェア」をはじめとするフォルムと快適性を追求したチェアやテーブルのある風景が優美なムードを見事に引き立たせる。濃淡が美しいグリーンタイルの壁も温かみを感じるポイントに。

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国内2店舗目となる「ロエベ リクラフト」。

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ブレザー¥281,600、ジーンズ¥133,100/ともにロエベ(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

地下1階には、大阪の阪急うめだ本店に続き「ロエベ リクラフト」のスペースが登場。サステナビリティに焦点を当て、製品の長期的な愛用を促進するためレザー製品のリペアサービスを提供する。ロエベのレザー職人が常駐しガラス越しに手仕事を見ることも可能だ。また、同フロアにはキーリング、ストラップ、チャームなどをパーソナライズできるコーナーも併設。

ジョナサン・アンダーソンのこだわりがつまった「カサロエベ表参道」は、ファッションやライフスタイルという枠をも超え、体験や学び、インスピレーションが得られる空間としても幅を広げた。無限の創造性を掻き立てる新アドレスで、あなたは何を感じとるだろうか。

カサロエベ表参道
住所/東京都港区北青山3-5-29
営業時間/11:00~20:00

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【Information】

期間限定のキャンディーストアも登場!

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12月26日までの期間、「カサロエベ表参道」に隣接した仮設店舗跡地にて、ホリデーコレクションでコラボレーションをした京都拠点の陶芸ユニット、スナ・フジタとの世界を堪能できる"ロエベ×スナ・フジタ"キャンディショップが開催中。店内にはフォトスポットや貴重な陶芸作品を堪能できるアートブースのほか、ここでしか購入できない(左上)「アイシングクッキー」(各¥3,150)、(右)「クッキーボックス(26枚入り、各¥6,300)、(左下)「チョコレート ボンボン」(8粒入り、¥9,600)が発売中。ショップオープンは期間中の木曜日から日曜日、祝日のみ。行列必至の限定スイーツをぜひ手に入れて。

住所/東京都港区北青山3-5-27 AOKI表参道ビル 1階 ※カサロエベ表参道北側に隣接(旧ロエベ表参道仮設店)
営業日/2023年12月26日(火)までの木曜~日曜・祝日のみ営業
営業時間/11:00~20:00
※キャッシュレス決済のみ対応。
※商品はいずれも数量限定販売。

問い合わせ先/ロエベ ジャパン クライアントサービス 
tel. 03-6215-6116                    
https://www.loewe.com/
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photography: Shunya Arai(yard) styling: Naomi Shimizu hair: Koichi Nishimura(VOW-VOW) makeup: Asami Taguchi(beauty direction) model: Angela  

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