Kawakyun 東京・下町発、国産×ハンドメイドにこだわるレザーブランド。
Fashion 2024.01.18
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幅広い層に支持されるレザーブランド「numeri」。国産の牛革とハンドメイドにこだわり、シンプルで上質なプロダクトを追求するものづくりの背景をご紹介。
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幅広い層にアピールするスタンダードなデザインと豊富なカラーバリエーションに定評のあるレザーブランド、「numeri(ヌメリ)」。国産の牛革とハンドメイドにこだわり、東京の下町にある工房で職人がひとつひとつ丁寧に制作している。ブランドを主宰する田村晃輔さんは、学生時代にレザープロダクトの制作をスタート。兵庫県たつの市で皮革工場を営んでいた親戚から、素材となる革を譲り受けたことがきっかけだったとか。当初は見よう見まねで制作していたが、大学を卒業後にメーカーに就職。サンプル作りから営業まで、製造現場におけるさまざまな工程を経験した。2005年に独立を果たし、もともとはOEMで皮革製品を制作していたが、自分たちのスタイルを貫いたものづくりを志し、13年にオリジナルブランド「numeri」を立ち上げた。
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「numeri」の特徴は豊富なカラーバリエーションにある。ラインナップの中心を占めるバッグは、5〜9色展開。黒、白、ベージュ、ネイビーといったスタンダードなカラーから、グレイッシュなアイスグレーやアイスブルー、サンゴのような明るく華やかなレッド......というように、使い手の個性やファッションに応じて好みのカラーを選ぶことができる。こうしたカラーバリエーションを実現したのが、鞣しから染色、仕上げまでにこだわりぬいたオリジナルレザーだ。「numeri」の世界観を表現できるレザーを追求すべく、信頼のおけるタンナーに依頼して仕上げてもらっている。
「国産の牛革にこだわるのは、品質が安定しており、日本のタンナーさんの仕事に絶対的な信頼をおいているから」と言うのは、「numeri」で生産を担当する新井ももさん。
「色合いや手触りのよさはもちろんですが、私たちは普段使いしていただくことを念頭において制作しているので、軽さや柔らかさ、水や汚れに強いという機能性も欲しいところ。そういう私たちの理想に近づけようと、タンナーさんが試作を重ねて実現してくれたレザーを使用しています」
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デザインのポイントは、無駄な装飾を省いたシンプルなデザイン。けれども見えないところに機能性を盛り込んでいる。たとえば、定番人気のバッグ「ランチ」は、ランチボックスと身の回りの小物を収納できる小型のバケツトートだが、内側に大小4つのポケットが設けられており、ポーチを使わずともバッグの中身を整理できる優れもの。ショルダーストラップ付きなので、肩掛け、手持ち、肘掛けと3通りの持ち方ができるようになっている。
「『numeri』とはイタリア語で『数』を意味します。ラッキーナンバーのようにいつも身近にある、ユーザーにとってそういう存在でありたいという願いを込めて『numeri』と名付けました」
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さらりとした質感のシュリンクレザー、細かなシワが特徴のシワヌメ......質感にもこだわり抜いたレザープロダクトだからこそ、実際に肌触りや品質を確かめてもらいたい。そんな思いから、台東区蔵前でギャラリーのようなショップ「CAMERA」を営んでいる。ラテン語で「小さな部屋」を意味するこちらは、田村さんの妻が営む焼き菓子ブランド「CAMERA BAKE」と「numeri」の複合店舗だ。「numeri」の商品を手に取ってみたり、併設のカフェスペースで焼きたてのスコーンとコーヒーで一息ついたり、さまざまな楽しみ方を提案している。
「焼き菓子目当てでの来店をきっかけに『numeri』のファンになってくださる方、地方のポップアップで『numeri』を知り、下町散策のついでにコーヒーブレイクを兼ねて立ち寄ってくださる方。『numeri』のプロダクトを見せたいという思いで始めたショップですが、カフェスペースがあることで、より幅広い層のお客さまに来店いただけて、思わぬ相乗効果が生まれています」
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ん。スコーンは、カボチャ、栗、サツマイモなど、旬の野菜や果物を使ったフレーバーが8種類ほどラインナップ。
レザーは経年変化を楽しめる素材だからこそ、「ブランドとして、長く愛用してもらうためのお手入れや使い方のティップスを積極的に伝えている」と新井さん。
「比較的お手入れの楽な素材を使っていますが、こまめに拭いて汚れを落とす、定期的に革クリームを塗って保湿してあげる、などのお手入れはぜひ実践していただきたいと思います。また、同じものを使い続けるのではなく、お気に入りのデザインが見つかったら色違いで揃えて、季節や気分によって使い分けていただくことを提案しています。1日使ったら数日休ませてあげるだけで、革製品はぐっと長もちするのです」
大切にお手入れすることで次世代にも継承できるレザーの魅力を、軽やかなカラーラインナップで発信していく。
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* 日本タンナーズ協会公式ウェブサイト「革きゅん」より転載
photography:Midori Yamashita, editing & text: Ryoko Kuraishi