Kawakyun くっきー!の世界でたったひとつの革ジャンが完成!
Fashion 2024.02.22
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くっきー!さんのオリジナルレザーアイテムがついに完成! 完成度の高いお宝ピースを纏い、愛車とともに撮影に臨みます。
お笑いの枠に留まることなく、さまざまなジャンルで才能を発揮して活躍するくっきー!さん。革きゅんのプロジェクトで実現させたかった「全身をレザーで覆うオールインワン」がついに完成した。大阪での最終フィッティングを終え、微調整を施したレザーアイテムが東京の撮影スタジオに到着。その日、くっきーさんは愛車のバイクに跨り、颯爽と登場した。仕上がったオールインワンやヘルメット、ブーツをさっそく身に着ける。
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まさに第二の肌のような密着度。
「想像していた以上にタイトです。ほんま、密着度が高すぎて、いま何も着ていない感覚ですよ。皮膚にジップを埋め込んでるみたいな感じですね。もう皮膚にレザーが張り付いているっていうか、もう皮膚です。自分の皮膚を黒く塗っただけみたいなね。すごく心地いいです」
くっきー!さんが最後までこだわった、これまでのレザーアイテムでは見たことがないほどの密着度を可能にしたのは、革そのもの。前回のエピソードで紹介した、今回の企画のために姫路のタンナー、オールマイティが鞣したマットな表情の鹿革だ。フィット感を出すために、あえて表面を削る"銀むき加工"が施されている。
この革を使って、オールインワンとグローブ、ロングブーツ、さらにヘルメットまで手がけたのは、大阪を拠点にスタイリッシュなレザーアイテムを提案するブランド、A LEATHERだ。各ボディパーツをジップで繋ぐディテールは「めっちゃカッコいい!」とくっきー!さんも大絶賛。かなりタイトなシルエットに仕上がっているゆえ、着脱はなかなか骨が折れるのでは?
「そんなことないですよ、余裕でひとりで着られました。ぐっと圧迫されて、胃も押さえられている感じなんで、ストマックプレッシャーレザーでもありますね、これは。今日は、撮影ということで鼻息荒く、自分のバイクで高速道路を走ってこのスタジオに来たわけですけども、ここで完成品に着替えて、愛車に跨ろうと思ったら、跨れなかったんですよ、タイトすぎて(笑)。それはドンマイってことで、ストマックプレッシャーレザー改めドンマイレザーです」
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身体になじみ、可動域も可能性も広がる。
撮影では、ゴールドのタンクが目を惹く1960年代製の愛車を披露してくれたくっきー!さん。レザージャケットも英国で生まれたロンジャンを好む彼だけあり、クラシカルな雰囲気がよく似合っている。
「大好きなロンジャンは増える一方で、だいたい2カ月に1着は新調してるんじゃないかな。今日乗ってきたバイクのゴールドのタンクと黒のレザーのオールインワンはすごく相性いいですよね」
完成したレザーアイテムを着用して、さまざまなポーズをとるくっきー!さん。セットを変える時間もオールインワンを着たまま、密かに身体を動かし続けていたようだ。
「新品状態なので革のなじみがあまりよくなかったんですよね。今朝から身に着けて、関節をぐるぐる動かしていたからもうなじんできました。これを続けていったら、革の可動域が広がっていくので、2年後にはバイクに跨れると思いますよ」
長い時間をかけて身体にしっかりとなじみ、"第二の肌"になってくれるのは、レザーという素材ならでは。これは、革をつくりあげたオールマイティの水瀬大輝さん、そしてその革そのもののポテンシャルを生かそうとデザインしたA LEATHERのパタンナー、山岡力哉さんの狙いどおりでもある。山岡さんはこの革について「国内原皮をタンニンで鞣しているので、着ながら形を合わせていくプロダクトには最適」と語っていた。くっきー!さん自身、愛用し続けることで表情に奥行きが出てくるレザーの経年変化を見るのが好きだと話す。
「レザーの徐々になじんでいく感じがいいんですよ。最初はカチカチやったんですけど、今日だけでもだんだん動けるようになってきた。たった1時間でこのなじみのよさは、レザーならではです」
「実際、僕らも皮で覆われているんですから」と言うくっきー!さん。レザーの可能性は大だと断言する。今回の「革きゅん」とのコラボレーション依頼がある前から、レザーで何かつくってみたいと考えていたとか。
「このレザーのオールインワンを着て、実際にバイクに跨るまで2年はかかるかもしれないですが、それでいいんです。僕は指先まで全部レザーで覆われていて、全身が繋がっているレザーのオールインワンが欲しかったんですから。これはよそには絶対ないですよ。これを着たまま寝て起きたら、その上からパンツとか履きだすくらいのタイト感ですよ。そう感じるのは、すごく薄く鞣してもらった革だから。次回は革歯と革毛、革コンタクトにも挑戦したいですね」
革の魅力を知り尽くすくっきー!さんの独創的なアイデアと革への愛は、とどまるところを知らない。
1976年、滋賀県生まれ。1994年にロッシーと野性爆弾を結成。自作の小道具を使用したコントで人気を集める。著書に『口だけ紳士と6つの太陽』(ヨシモトブックス刊)、『野性爆弾くっきーの[激似顔マネ]図鑑』(扶桑社刊)など。アーティストとしても活動しており、これまで『超くっきー!ランド』、『COOKIE 野性爆弾くっきー! SOLO EXHIBITION』など展示も開催。
Instagram : @nikuguso_taro
* 日本タンナーズ協会公式ウェブサイト「革きゅん」より転載
photography : Aya Kawachi director & photography: Mitsuo Abe editing & text: Tomoko Kawakami collaboration: Almighty, A LEATHER