ロロ・ピアーナと日本を繋ぐ新素材、デニムシルク。
Fashion 2024.03.19
高品質の素材が生むロロ・ピアーナの世界に革新的な素材が加わった。それは日本とイタリア、両職人によるサヴォワールフェールの賜物。
今シーズン、汎用性の高いクラシックなデニムジャケットをしなやかで軽やかな新素材のデニムシルクを用いることで、エレガントにアップデート。ジャケット¥473,000、シャツ¥227,700、中に着たTシャツ¥61,600、パンツ¥210,100/以上ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン)
コットンにシルクを贅沢にブレンドした日本製のファブリックには、デニムの力強い風合いとシルクの光沢、そして柔らかさが共存している。"デニムはカジュアル"という概念を軽やかに覆しつつ、日本とイタリアの卓越した職人技により、洗練されたラグジュアリーなマテリアルに昇華した。
ノンウォッシュのインディゴが鮮やかなジャケット¥533,500、中に着たシャツ¥227,000、Tシャツ¥61,600、パンツ¥210,100/以上ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン)
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ジャケット¥533,500、シャツ¥227,700、パンツ¥210,100、シューズ¥141,900/以上ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン)
ダブルブレストのノーカラージャケットは、ウエストにぴったりとフィットするデザインでボディを美しく演出。上品な光沢感を纏ったライトな着心地のデニムシルクを使用したジャケットには、同素材でセンタープレスのパンツをミックスして、日常の装いを格上げして。
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日本の伝統を生かした、極上の素材の心地。
最高品質カシミアなど、極上の素材に特化したイタリアのラグジュアリーブランド、ロロ・ピアーナ。2022年に発売されたカシミアとコットンを交織したキャッシュデニム®に続き、この春、デニムシルクを発表した。すでに大人気のリッチなデニムのレンジをさらに拡大して考案されたデニムシルクは、キャッシュデニム®同様、ロロ・ピアーナの職人と日本の備後地方(広島県と岡山県)の職人との協働で開発され、日本の文化や素材、職人技が着想源になっている。インディゴカラーのデニム糸を縦糸に、天然色のシルク繊維を横糸にした最高品質の新素材は、シルクがデリケートであるため一日に織れるのは約100メートル。59%コットンデニム、41%シルクという絶妙な配合からなるデニムシルクは、とても柔らかくて独自の手触りが特徴で、軽量なのも魅力的だ。備後地方の伝統的なノウハウを用い、繊細なシルクの光沢感も保ちつつ、力強く織り上げている。イタリアと日本で、ともに究極のクラフトマンシップを追求する熟練の職人たちの経験と叡智が結実した、エレガントで洗練されたラグジュアリーなデニム。それはメゾンにとって、卓越性と革新性を追求し続ける姿勢の象徴となっている。
職人が手作業で織機にコットンの縦糸をかけていく。
シルクの横糸のテンションを職人が調節しながら、生地を織り上げていく。織られた生地の端の部分、白いところがシルク。
細かく検品された後、イタリアでデニムシルクの上に型紙が置かれ、熟練の職人たちの手によってカッティングされる。
ロロ・ピアーナが誇るハイクオリティ素材のひとつ。シルク糸になる前の繭。
photography: Masato Kawamura styling: Yuuka Maruyama (makiura office) hair: Masato Tsuchiya makeup: Shino Ariizumi (tron) text: Tomoko Kawakami collaboration: Backgrounds Factory