ミュウミュウの短編フィルム第28弾が公開。南米で、モデルが失踪。女性刑事たちが見たものは?
Fashion 2024.09.17
ミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」の第28弾となる新作『EL AFFAIRE MIU MIU』が公開。
2011年より開始した本プロジェクトでは、それぞれ異なるシネマチックな世界が描き出されており、各フィルムに共通するのは、時代を超えたテーマ、「女性とはどうあるべきなのか?」についての問いかけ。「女性たちの物語」は女性監督たちに、21世紀の女性らしさを鋭い視点で称える作品を制作してほしいという依頼から実現したもので、作品を通じてミュウミュウのコレクションが重要な役割を果たしているのが特徴だ。
この度公開された『EL AFFAIRE MIU MIU』の脚本・監督を手掛けたのは、アルゼンチン出身のラウラ・シタレラ。彼女は「ニューアルゼンチンシネマ運動」の新進気鋭の代表的存在として知られ、2022年にはミステリー映画『Trenque Lauquen』でヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門最優秀作品賞にノミネートされるなど、国際的にも高い評価を得ている。
本作は、ヒッチコック風のひねりを加えた女性主導の刑事物語。ある日、アルゼンチンの小さな町トレンケ・ラウケンに、イタリアからの撮影クルーがやってくる。美しくエキゾチックなモデルを町中が歓待するが、撮影後に彼女は失踪。町の刑事たち(全員女性)は、残されたミュウミュウのウエアやアルゼンチンのパンパ(草原地帯)の風景の中に隠された手がかりを頼りに、モデルの足取りを突き止めようと奮闘するー。
シタレラ監督は、この映画の中でミュウミュウのウエアが果たす役割について「幻想的なパンパの風景とミュウミュウの世界を融合させることで、ファッションとストーリーテリングの関連性を明らかにする必要がありました。その中でウエアはこのフィクションの一部であり、主役なのです」と語っている。ぜひ本作をチェックして。
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text: Natsuko Kadokura