美しい女のための一着、サンローランのシルククレープジャケット。【スタイルを作る新名品その04】
Fashion 2024.11.08
メゾンが受け継ぐ伝統と美意識、そして現代に寄り添う革新性が共存する、新時代のアイテムたち。ベーシックをこよなく愛するスタイリスト飯島朋子が、これからの時代の"スタイルづくり"に欠かせない、10の名品を選んだ。
サンローランのシルククレープジャケット
名品を語るうえで欠かせない、サンローランのジャケット。
「新しい、美の基準となるのは、セカンドスキンのような柔らかなシルク素材の中で気持ち良く身体が泳ぐこの一着。構築的なシルエットで見せるのが従来のサンローランのジャケットですが、こちらは逆の解釈でパワーショルダーでありながら体形に沿うのが魅力。6つボタンのダブルの形状で胸元も広く開くので、閉めても開けてもニュアンスが生まれ、纏う人の姿を美しくしてくれます」(スタイリスト飯島朋子)
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神奈川県生まれ。たくさんの服に触れてきたからこその、審美眼に定評がある。ワードローブの半分をメンズ服が埋め尽くし、自分にとってのエッセンシャルにはスニーカーと黒のレザーシューズを掲げる。
*「フィガロジャポン」2024年12月号より抜粋
photography: Hiroko Matsubara styling: Tomoko Iijima