千賀健永が考える、理想のレザーシューズ。

Fashion 2024.11.28

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絶大な人気を誇るKis-My-Ft2の千賀健永さん。アーティストとしての活動も注目される彼の、創造性あふれるレザーシューズづくりがスタート!

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Kis-My-Ft2のライブで見せるキレのあるダンス。ドラマの主演俳優としての体当たりの演技。それに加え "アーティスト"としての顔ももつ千賀健永さん。幼少期から絵を描き続けてきた彼は2023年、自身初となる個展『FiNGAiSM(フィンガイズム)』を開催した。マルチな才能をもつ千賀さんはこの数年、レザーを使った靴づくりにも夢中になっている。アーティスティックな感覚を持ち合わせた千賀さんが思い描く、究極のレザーシューズとは?

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気がついたら、靴づくりに夢中になっていた。

「何かに夢中になると、没頭の仕方が異常なほど」だと語る、アーティスト気質の千賀さん。靴への思いやこだわりも人一倍強く、もともと好きだったというスニーカーも、購入するだけでは満足できず、ついに自ら制作を手がけるまでに。

「メンバーの藤ヶ谷太輔がスニーカー好きで、彼から紹介してもらうたびに、どんどん靴の魅力に惹かれていったんです。最初は自分もコレクションしていたんですけど、徐々に自分だけのスニーカーが欲しいって思うようになって、オリジナルのカスタムスニーカーをつくれる場所があることを知って通いはじめました」

商品を購入するだけでは満足できず、次第に自分の手で制作をしてみたくなった千賀さん。何と、そのまま職人さんの元に弟子入りをし、仕事の合間を縫って靴づくりの手ほどきを受けた。

「『お金はいらないので、弟子にしてください』って言いました(笑)。最初はリメイクから。次に、ポストミシンの縫い方を習って、ひたすら布の切れ端を綺麗に縫う、その反復練習をひたすら続けていました。初めてスニーカーをリメイクしたときはすごく感動しました。ゼロから一足を作ったのは、それから1年ほど経ってからです」

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千賀さんが撮影現場に履いてきた、自作のスニーカー。

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たくさんの革パーツを使用しているため、かなりの重量感がある。50時間もの手間をかけて制作したスニーカーは、千賀さんにとって靴づくりの原点。

この日、千賀さんの足元を飾っていたのは、修行時代の最後に制作したという黒革のスニーカー。革は、千賀さん自ら革問屋へ足を運んで選んだものだ。細かな作業の繰り返しだという靴づくりの工程で、千賀さんが特に気を遣ったのは、全体のバランスを均等に保つこと。特に、革を伸ばしていく作業は、革が生き物だったからこそひとつひとつの個性を感じながら触れていたようだ。

「革屋さんにはすごい量の革が並んでいます。ひとつひとつがもともと生きていたんだって考えると、この子たちをいかに、ずっと愛されて、ずっと履き続けてもらえるいい靴に変えられるか、という責任とありがたみを感じます。僕はスニーカーの制作をしたことはあるんですけど、いつかはオールレザーのローファーやブーツをつくってみたいという夢があって。今回のプロジェクトでその夢を実現できることに、ワクワクしています」

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まっすぐな澄んだ瞳をもち、静かなオーラを纏う千賀さん。

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大切な人の存在が、アート制作の原点。

幼少期から絵を描き続けてきた千賀さんは23年、その才能を生かして自身初となる個展『FiNGAiSM』を開催。ペインティング、デジタルドローイング、彫刻、そして革のスニーカーなど、110点にもおよぶ作品には、彼のアーティストとしての才能が遺憾なく発揮されていた。個展の中心にあるのは、千賀さんが生み出した「FiNGA(フィンガ)くん」というキャラクターだ。

「グループの振り付けをしている時、ファンのみんなも一緒に踊れるという理由で、手の振りを考えることが多くて。そんな時に、手そのものをモチーフにしたキャラクターを思いつきました。言葉がなくても、誰かと誰かが通じ合えるような、言葉の壁を越えられるような存在になれるんじゃないかなと思っているんです」

FiNGAくんは、千賀さんの祖母がモデルになっているという。そんな祖母との思い出を、優しい口調でゆっくりと紡いでいく千賀さん。そこにはアートを志すもうひとつの決心が隠されているようだ。

「FiNGAくんの愛嬌あるフォルムは、体重が120キロあった、いまは亡き祖母の思い出でもあります。印刷会社を営んでいた祖母の似顔絵を、小学生の僕は毎日のように描いていました。すごく喜んでくれて、祖母の部屋中がもう僕の絵だらけになりました。僕が20代後半に差しかかった頃くらいから、祖母がアルツハイマーになってしまったんです。徐々に家族の顔も名前も忘れ、とうとう自分のことも忘れてしまったことがすごく寂しくて。そんな時、昔描いた絵を祖母に見せたんです。そしたら、祖母の目から大粒の涙が出てきて。"けんと"って、名前を呼んでくれたんですよ。それがすごく嬉しくて、その時に、人の記憶に残るような作品を作り続けたいって、強く思ったんです」

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iPadを使って、FiNGAくんを描いていく千賀さん。先々の個展に繋げられるよう、FiNGAくんを育てていくことも、千賀さんの目標。FiNGAくんのモチーフは、千賀さんがこれから手がけるレザーローファーにも引き継がれる予定だ。

誰も見たことがない、レザーローファーを目指して。

今回、そんな千賀さんが制作するのは、レザーのローファー。FiNGAくんのようにユーモアがあり、ポップでファッショナブルな一足を千賀さんは目指している。

「アートもそうですが、ポップな作品を作るなかでいつも意識していることは、高級感です。そのためにレザーはすごくいい素材。僕がつくるなら、まだ誰も見たことがない新しさを加えたいなって思うんですよね」

穏やかな語り口調の中に、制作への熱い思いを抱く千賀さん。次回のエピソードは、2024年12月中旬に公開予定。千賀さん自ら描いたデザイン画を形にする、靴職人とのコラボレーションの様子をお届けする。

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千賀健永 Kento Senga さん

1991年生まれ、愛知県出身。Kis-My-Ft2のメンバー。2011年、シングル「Everybody Go」でメジャーデビュー。23年、東京・表参道「スペース・オー」で初の個展『FiNGAiSM』を開催。その後、同展は台北へ巡回。24年には原宿と名古屋で『FiNGAiSM』展を開催、新作を披露したほか、韓国でのグループ展にも参加。MBS系ドラマ「愛人転生 -サレ妻は死んだ後に復讐する-」(24年)ではダブル主演を務めた。

トレーナー、パンツ、スカート、ネックレス、リング2点/以上AMBUSH®︎ (AMBUSH®︎ WORKSHOP)
メガネ/MYKITA(MYKITA JAPAN)

●問い合わせ先:
AMBUSH®︎ WORKSHOP tel:03-6451-1410
MYKITA JAPAN tel:03-3409-3783

* 日本タンナーズ協会公式ウェブサイト「革きゅん」より転載

天然皮革の魅力を発信する「革きゅん」サイトをチェック!

photography: Sayuki Inoue director: Mitsuo Abe cinematography: Keigan Yako, Shota Kai styling: Kei Shibata (tsujimanagement) hair & makeup: Yuriko Tanzawa text: Miki Suka

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