Kawakyun 老舗タンナーから生まれた、暮らしに寄り添う本革アクセサリー。

Fashion 2025.02.22

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姫路の老舗タンナーが手がけるレザーアイテムブランド「MiHiKA」。本革が身近な環境で育った姉妹が創り出す、革の魅力を伝えるアイテムとは。

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「MiHiKA(ミヒカ)」は、姫路でタンナーを営む家で生まれ育った水瀬亜梨沙さん・英里奈さん姉妹が立ち上げたレザーブランド。

「姉は手先が器用で、学生のころによくヘアアレンジしてくれたのですが、『こういった革のヘアアクセサリーがあったらいいよね』と姉妹で手づくりしていました。成長してそれぞれ就職しましたが、結婚や子育てを経て、幼い頃からなじみのある革の魅力をもっと伝えたくて、姉妹でブランドを立ち上げました」(英里奈さん)

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大学で油絵を専攻し、卒業後は企業のデザインチームでグラフィックアートを描いていた姉の亜梨沙さん(左)と社長秘書をしていた妹の英里奈さん(右)。

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「MiHiKA」の強みは、1912年(大正元年)創業、曽祖父の代から100年以上の歴史をもつタンナー「オールマイティ」から生まれたブランドであること。革のよさを存分に知る姉妹が、自由な発想で創るアイテムにファンも多い。さらに「オールマイティ」の会長を務める革のスペシャリストである父・水瀬隆行さんと、同社社長を務める弟の大輝さんが傍にいるので、彼らからアドバイスをもらうこともある。

「MiHiKAで初めて商品化したのは、束ねた髪にスティックを挿して固定するヘアアクセサリー「マジェステ」です。革そのものの魅力を伝えたかったので、革の裏に台紙を補強で貼ることはしたくありませんでした。革だけでも型崩れしにくい素材は?革の厚さはどの程度がいいのか?と父や弟からアドバイスをもらいました」(亜梨沙さん)

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さまざまな表情をもつレザーマジェステとレザープレートヘアゴム。

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シンプルだが革の表情を活かすようにデザインされたヘアアクセサリー。それは食肉の副産物である牛や馬の皮だけでなく、害獣として駆除された野生動物の猪や鹿、熊などからも多種多様なレザーを製造しているオールマイティならではのラインナップだ。

「猪革は表面のシボが特徴的で、天然のキズも魅力のひとつです。子牛の革であるカーフスキンは、柔らかくいちばん扱いやすい素材ですが、耐久性も併せもちます。亀革も見た目はワニのような凹凸が独特です。それぞれ個性が違うので、自分好みの革を見つけていただきたいですね」(亜梨沙さん)

オールマイティには、三重県鈴鹿市の伝統的工芸品である鈴鹿墨を重ねて塗る"墨染め"と呼ばれる染色方法を用いた革や、姫路の伝統的な白く鞣した革を薬品で調整して現代風にアレンジした「姫山水」(エコレザーエキストラ所得)など、オリジナルレザーも多い。

「ひとつずつ職人が手作業で染めていますので、同じ模様はふたつとありません。墨を重ねて塗ったニュアンスのある表情が特徴である墨染めのレザーマジェステは、日本人の髪の色になじみやすく、一つ結びでもアップでもさまざまなヘアスタイルに映えると思います」(英里奈さん)

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小さくても個性が光るレザーポニーフックとレザーヘアクリップ。レザーヘアクリップはネクタイピンとしても使える。

髪を束ねたヘアゴムの結び目に挿すレザーポニーフックは、小ぶりながらも鮮やかな発色が存在感を放つ。

「ヘアゴムでひとくくりにした髪型でも、レザーポニーフックを挿すだけでおしゃれ感が出ます。ポニーフックも鹿、亀、猪、カーフ、豚、オーストリッチなど、さまざまなレザーを使っています。パール仕上げやワンポイントにラインストーンを一粒あしらったものは、パーティにもおすすめです」(亜梨沙さん)

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子牛の革であるカーフスキンを使ったレザーシュシュとレザーリボンゴム。

2024年秋に商品化されたレザーシュシュは、布と見紛うほど柔らかでしっとりした質感。

「どんな革がよいか、縫い目を表に出すかなど、いろいろな議論を重ねて商品化するまで、構想に1年かけました。カーフスキンは扱いやすいだけでなく、薄くキメが細やかで自然なツヤもあります。髪にフィットしやすいので、まとめ髪にも最適です」(英里奈さん)

現在はヘアアクセサリーだけでなくほかのアイテムも続々と登場。細く裁断した革を一筋あしらったイヤリングやピアスは、耳元で革の個性がきらりと光る。

「子どもが生まれてからは、キッズ用のヘアアクセサリーも展開しています。リボン状にしたレザーとレースを編み込んだ花冠も、試作段階ですが好評です。生花やドライフラワーの花冠と違い、長く愛用できますし、思い出として長く保管できるのも本革ならではの特徴です」(亜梨沙さん)

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新作のトートバッグについて話し合う亜梨沙さん(中)と英里奈さん(右)、そして弟であり2022年末に父の隆行さんから「オールマイティ」の社長職を引き継いだ大輝さん(左)。

「商品のアイデアや技術的な問題についても、家族団欒の場で普段からよく話しています。父も弟も『こういうレザーはどう?』とその場でアドバイスしてくれるので助かります」(英里奈さん)

現在はイベント出店も多く、お客様に実際に商品を手に取ってもらい、本革の魅力を伝えているという亜梨沙さんと英里奈さん。家族一丸となって、ブランドの良さを広める活動をしているが、姉妹の母もそのひとり。

「これまで母は専業主婦として父たちの仕事を裏方として支えてきましたが、イベント出店の接客では持ち前のコミニュケーション能力を活かして販売を手伝ってくれたり、お客様の要望をフィードバックしたりするなど、アイデア豊富なのでとても頼りになっています」(亜梨沙さん)

本革を遠い存在ではなく身近なものとして、暮らしのなかで親しんでもらいたい――。姉妹が創り出す本革のプロダクトには、鞣しから仕上げ加工まで、一貫して手がけるノウハウをもつ老舗タンナーの矜持と、本革を愛する水瀬ファミリーの絆が詰まっている。

*日本タンナーズ協会公式ウェブサイト「革きゅん」より転載

天然皮革の魅力を発信する「革きゅん」サイトをチェック!

photography: Sadaho Naito editing and text: Akiko Wakimoto

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