キャサリン皇太子妃、回復後2年ぶりに恒例の礼拝行事に参列!
Fashion 2025.03.11
コモンウェルス・デーの年次礼拝に華やかに復帰したキャサリン皇太子妃。しかし、義父の国王チャールズ3世があえて距離を置いたかのような場面が注目を集めた。これは意図的な行動なのか、それとも単なるプロトコル上の距離なのか?
2025年3月10日、ウェストミンスター寺院で行われた年次恒例のコモンウェルス・デーの礼拝に、イギリス王室のメンバーがほぼ勢ぞろいした。photography: Chown Aaron/PA Photos/ABACA
3月10日(月)、キャサリン皇太子妃は、イギリス王室の年間行事の中でも重要なイベントのひとつ、コモンウェルス・デーの式典に華々しく復帰した。このイベントへの出席は2023年以来となる。彼女は2024年3月の前回の式典を病気のため欠席していた。
チャールズ3世、カミラ王妃、アン王女、そしてウィリアム皇太子......ウェストミンスター寺院でコモンウェルス諸国を称え、祝うために、王室の主要メンバーがほぼ勢ぞろいした。そんな中、イギリス国王が長男ウィリアム皇太子と温かい抱擁を交わす姿が目撃された。一方で、雑誌「ハロー!」が公開した映像では、キャサリン皇太子妃とのやりとりが一切見られなかった。ふたりの間に見られたこの距離感は、王室としては異例のものだった。
しかし、チャールズ3世とキャサリン皇太子妃は、抱擁の代わりに温かい笑顔を交わしていた。英誌「ハロー!」によると、個人的な挨拶がなかったことは冷遇ではなく、むしろイベントの性質や王室のプロトコルに基づく形式的な配慮から来ており、感情的な表現が控えめになったためだと考えられている。
愛情表現の代わりに、キャサリン皇太子妃は国王チャールズ3世に深いカーテシー(女性が敬意を示すための伝統的なお辞儀)を捧げ、敬意を示した。カメラマンたちはその瞬間を捉えた。2011年4月にウィリアム皇太子と結婚し、王室の一員となって以来、彼女は優雅なカーテシーを披露することに長けた存在となっている。
再利用された衣装とジュエリー
今回のために、キャサリン皇太子妃はお気に入りのブランド、キャサリン・ウォーカーの赤いコートと、ジーナ・フォスターの赤い帽子を合わせて着用した。また、エリザベス女王から受け継いだ4連の真珠のネックレスも身につけていた。このネックレスは、ロイヤル・ジュエラー・ギャラードが制作し、女王が1975年に初めて着用したものである。生前、ダイアナ妃もこの宝物を首にかけている姿が目撃されている。
そして、何十年も経った今、キャサリン皇太子妃はそのネックレスを再び着用し続けている。特に、2022年9月8日のエリザベス女王の葬儀や、昨年12月の公式な外出時にも着用していた。大変思い出深いジュエリーだ。
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From madameFIGARO.fr
text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi