青木千加子さんが狙うバッグ&シューズ。【2025年春夏ファッションプロのWISH LIST】
Fashion 2025.03.28
ファッションへのアンテナを常に張り巡らせているスタイリストやエディターが注目する、2025年春夏のバッグ&シューズをピックアップ。スタイリスト青木千加子さんの今季のムードはミニマルとロマンティック。両極で揺れる気分を自らのスタイルに落とし込む、その秀逸なバランス感覚が選んだアイテムとは?
Shoes
シューズ「Soft Sock Pump」(ヒール9cm)¥186,000/Phoebe Philo
「ここ数年ザ・ロウやカルヴェンといった、削ぎ落されたシルエットやカラーパレットに惹かれていましたが、2025年の春夏はロマンティックなムードが自分の中で息を吹き返してきた気がします」。そんな青木さんが選んだのは、フィービー ファイロらしさが光るソックスが一体化したパンプス。ソリッドな色味に物語性をはらんだ佇まいが、スタイルを選ばず頼れる存在になってくれる。「昔から好きだったレースやオールホワイトのスタイリングをしたいと思ったときに、この一足はミニマルにもドラマティックにも履けそうだと、心を奪われました」。
Bag
バッグ「プティ・トゥール」(H21×W34×D13cm)¥1,837,000(参考色)/エルメス(エルメスジャポン)© Studio des Fleurs
バッグは手元にほどよく品格を添えてくれる、エルメスの25SS新作プティ・トゥールをセレクト。上質なレザーの重厚感が静かな存在感を放つ。「久しぶりにロマンティックな服を纏ったとき、なんだか心が落ち着かない感覚があって。そんな日に、心の拠り所となるアイテムとして手にしたいバッグです。透け感のある服やビジューやスパンコールで華やかさを纏うなら、小物はリュクスなアイテムを合わせる、そんなバランスを狙いたいなと思っています」。
モード誌やファッションブランドのヴィジュアル制作、広告、CMを手がける一方、俳優やミュージシャンの衣装にも携わるなど、長きに渡り幅広く活躍中。「2025年はアシスタント募集します!」@chikako_aoki
Photography: Courtesy of Phoebe Philo, Hermès editing: Miyu Sugimori