Tae Ashida 藤原紀香、高島礼子、剛力彩芽らが来場。ユーティリティに注目したタエ アシダ2025-26年秋冬コレクションのショー。
Fashion 2025.03.28
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2025年3月18日(火)、タエ アシダの2025-26年秋冬コレクションが発表された。過去と未来、そしてクラシカルとモダンがシンクロするタエ アシダの最新コレクションは、軽やかさが印象的。ショーには、モデルとして冨永愛の愛息、冨永章胤(とみなが あきつぐ)も登場しランウェイに花を添えた。

デジタルの光が輝く近未来的なランウェイ。
タエ アシダの2025-26年秋冬コレクションが選んだのはLEDライトが輝く近未来的なランウェイ。細く長く、どこまでも続いていそうな煌めく道の上を最新コレクションに身を包んだモデルたちが歩いていく。「今季は今と昔が交差するようなイメージで作り上げたコレクションです。ステージを近未来的にしたのは、ただノスタルジックなムードではなく、いまのスピード感みたいなものを演出したかったんです」とデザイナーの芦田多恵。

「エターナル スレッズ」をテーマに掲げた今季。水上の波紋、空気の渇き、光の動き、自然のなかにある色の沈殿など、時間の移ろいを捉え、見慣れた景色が再構築されていくイメージを服で表現した。そんなショーのトップを飾ったのは、クラシカルなゴブラン調のロングコート。染み入るような色調と柄で深みを感じさせる。そのノスタルジックなコードに艶のあるモダンなスカートを掛け合わせ、今っぽいスタイルに昇華した。さらにタエ アシダらしい軽やかでエレガントな新作が次々と登場。ベルトなどでウエストをシェイプしたフェミニンなシルエットも目を引く。
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生地は重要なインスピレーション源。
冬の装いのエッセンシャルであるコートなどのアウターもどこまでも軽やかな仕上がりに。そこには、激しい気候変動にファッションも対応していかなくてはならない、という芦田の考え方も強く反映されている。「今は素材がとても進化していて、薄手のアウターでもしっかり防寒することができます。ダウンに変わる新しい綿も開発されている。そういった新しい要素をスマートに取り入れていきたいというのが私の最近の課題なんです」。素材からコレクションのヒントを得ることも多いと話す。今季もすごくクラシカルに見えるけれど、実は最新の技術が詰まった生地に出会い、刺激を受けたとか。


「タエ アシダでは8割ほどイタリア製の生地を使っています。中には100年ほどの長い歴史を持つ生地メーカーもあるのですが、彼らは進化を止めない。見た目は、フラノ素材でもウールとレーヨンを入れて光沢を出したり、ストレッチが入っていたり。本当にクラシカルなのだけど、そこにはハイテクな技術が隠されている。それがすごく面白くて作り手の方々にいろいろなお話を伺って、刺激を受けています。説明を受けないと分からないことも多いのですが、着心地や感触にもこだわってモダンにアップデートしていくことの重要性を改めて認識することができます」。
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メンズを手掛けたからこそ、見えたもの。
「今まで見たことがないものを作るのもファッションの醍醐味だと思いますが、ずっと受け継いできたものを今の時代にマッチするようにデザインしていくのも大切です」。2019年からメンズコレクションも発表するようになり、レディスのデザインへのアプローチにも変化があったと振り返る。

「レディスと違ってメンズはある程度、雛形があります。なので、デザインを考えるというより継承されてきた雛形的なものをどう現代的に解釈するかが重要になる。さらに機能性をモダンに取り入れるかも大切。メンズを始めたことで、根本的な洋服のあり方を考えるようになりました」。実は女性の顧客でもメンズコレクションのピースを選び、愛用する方もいらっしゃるとか。


「日常に寄り添う服となると機能性は重要なんですよね。そうなるとメンズウエアは、女性たちのワードローブにもマッチするんです。機能的な部分を主軸にして、そこを引き立てるようにデザインするという考えは私にとってはとても新鮮。長年レディスのデザイナーを続けてきて、ある程度、繰り返しになっている部分もあるし、自分の中での方程式も完成しています。でもマンネリ化してしまうのは最悪なことだと思うんです」。

予定調和的なものは必要ないと、語る。完成形を容易に想像できることは、クリエイションに邪魔になるとも。「そんなことを回避するためにもメンズコレクションを始めたのは良かったですね。メンズとレディスを行き来することで、発想の幅が全く違ってきますから」。
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フロントローを飾った豪華セレブリティをスナップ!




















フィガロジャポン公式インスタグラムでは来場セレブリティへのインタビューも実施。ぜひチェックして。
問い合わせ先:
ジュン アシダ
03-3463-8631
https://jun-ashida.jp/pages/tae-ashida/
photography: Tae Ashida text: Tomoko Kawakami