足元には長く愛せる逸品を! 一生物バレエシューズを選ぶべき10のブランド。
Fashion 2025.04.09
近年のファッションシーンを席巻しているバレエコアなスタイル。その筆頭アイテムであるバレエシューズは、パリシックな着こなしを完成させる上でも欠かせない存在。プラダやミュウミュウをはじめとする人気ブランドの名作から、人と差がつくモダンな新顔まで、ファッションラバーが押さえるべきイットモデルをお届け。
01. プラダの「バレリーナ」




ミウッチャ・プラダが1970年代に手がけたレザー小物をきっかけに知名度を上げたプラダは、時代を超えて愛される革製品の宝庫。なかでもアイコニックなトライアングルロゴをあしらったバレエシューズは、長きにわたってファッショニスタの足元に華やぎをもたらしてきた定番アイテムのひとつ。異なる風合いからセレクトできる単色レザーをはじめ、スタッズがきらめくロックテイストな一足、今季はマクラメ編みが陽気なムードを高める新作も仲間入り。シングルとダブルストラップ、王道と進化系が並ぶ多彩な顔ぶれからお気に入りを見つけて。
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02. ミュウミュウの「バレリーナ」


可憐なムードをまとったミュウミュウの「バレリーナ」。スタイリングの足元を引き締める重厚かつベーシックなレザーに、足取りを軽やかに導くファブリックなど、素材からディテールに至るまでミウッチャ・プラダの美学に沿ったシューズを幅広く取りそろえる。艶やかなシルクサテンタイプと風合い豊かなベルベッドタイプにフロントのリボンや伸縮性のあるロゴ入りのバンドなど、いずれもシンボリックなディテールが光る。ニュアンスのあるピンクとグレーのカラーリングも乙女心を刺激。
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03. フェラガモの「バレリーナシューズ」

創業以来、70年以上にわたってフェラガモのシグネチャーアイテムとして親しまれる「バレリーナシューズ」。自らが靴職人であったサルヴァトーレ・フェラガモのクラフトマンシップを礎に、自社工場で200以上もの工程を経て生み出されている。クラシックバレエの靴に着想を得たメリージェーンタイプは、トゥに添えたビッグサイズのリボンとブランドロゴ入りのプレートが目を引く。ローレットと呼ばれる凹凸が特徴の加工を施したグリップ力の高いラバーソールを使用し、歩きやすさも兼ね備えている。ピュアな魅力を放つワンカラーだけでなく、モダンなバイカラーも見逃せない。
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04. ジル サンダーの「バレリーナ」

モダンで革新的なデザインを得意とするジル サンダーから選びたいのは、ハウスの哲学が体現された足首にリングが配された一足。つま先にかけてスリムになるスクエアトゥのアッパーには、布を繋ぎ合わせるようにレースアップのディテールをトッピング。きらりと輝くメタルアンクレットが足をしっかりとホールドしてくれる上、取り外せばよりすっきりとした印象に変えることも可能。踵からわずかに飛び出したフラットで堅牢なアウトソールによって歩きやすさも考慮した。軽やかな素材のボトムを合わせれば、歩くたびに艶のあるゴールドが顔を出すサプライズ感もひとつの楽しみに。
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05. ザ・ロウの「エラスティック バレエ」

ミニマルでアーティスティックなシェイプを求める方には、ザ・ロウがマッチ。上質なTシャツを追求することからスタートしたブランドらしく靴作りにおいても重視したのは、無駄のないすっきりとしたフォルムと最高品質の素材を生かしたシンプルなデザイン。柔らかいカーフスキンレザーを採用し、履き口にはボトムとのバランスも邪魔しない極スリムなストラップを配置。毎日履きたくなる万能なルックスであるのはもちろん、きめ細やかなシボ感も美しく思わずうっとり。
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06. アライアの「ラ バレリーヌ」


日本の伝統的なシューズが着想源となったアライアの「ラ バレリーヌ」。軽量なラムスキンをベースに、ほかにない斬新なカッティングや装飾など、ひと癖効かせたディテールをあしらい、目の肥えた多くのファッションラバーから支持を集めている。甲の部分が比較的長めに設定されているため、安定感のある履き心地。春夏のシーズンに活躍するメッシュやヴィエンヌモチーフは、ヘルシーに肌を透かせても、カラータイツや靴下をのぞかせるのもまた一興。
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07. ロジェ ヴィヴィエの「ベル ヴィヴィエ」

イヴ・サンローランが手がけたモンドリアン・ルックに合わせて、1965年に誕生した名作パンプス「ベル ヴィヴィエ」。幾何学模様を思わせる大きなスクエアバックルが目印で、1960年代後期の映画『昼顔』の劇中においてカトリーヌ・ドヌーヴが履いたことでも一躍話題に。そんなアイコニックな一足が、忙しい毎日を支える軽快なフラットシューズに。しなやかなナッパレザーのアッパーにはゴムが仕込まれ、当たりが優しく安定感が抜群。建築物からインスパイアされた四角いヒールも相まって、知的な女性像を浮かび上がらせる。
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08. ジャンヴィト ロッシの「カルラ」

イタリア発祥のシューズブランド、ジャンヴィトロッシの工房で丁寧にハンドメイドされた「カルラ」。華奢なストラップに添えた、メゾンの顔とも言えるリボンバックルが上品な輝きを放つ。軽やかでありながら堂々とした存在感のアッパーも、控えめに佇むモチーフのキュートさを際立たせて。しなやかかつ良質なナッパレザーで仕立てられているため、足を美しく魅せてくれるのはもちろん、その抜群の履き心地に魅了されること間違いなし。
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09. トッズのバレリーナ

イタリアが誇るラグジュアリーレザーブランドのトッズから、ニューフェイスをピックアップ。大量のリングで覆ったデコラティブなストラップは、2025年春夏コレクションのランウェイでも注目を集めた。無骨なハードウェアが甲を飾り、どことなくボヘミアンなムードを漂わせるスパイスに。帯状のバンドの上で複数の輪が自由に動き、シックな佇まいを保ちながら大人の遊び心も演出。ソール裏にはもちろん、アイコンモチーフ"ラバー ペブル"を施して安定した歩行をサポートする。いまならタイムレスにも履けるトレンドカラーのブラウンをチョイス。
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10. レペットの「サンドリオン」と「ソフィア」


1947年の創立当時、フランスを拠点にプロダンサー向けの靴作りをスタートしたレペット。センシュアルなレッドが足元を印象的に彩る「サンドリオン」は往年の名女優、ブリジッド・バルドーが映画『素直な悪女』で着用し、世界中にブランドの名を轟かせた伝説の名品。一方でレザーストラップにメタルのバックルをあしらい、モード魂を揺さぶるメタリックカラーでクレバーな面持ちに仕上げた「ソフィア」は、街中で視線を集める新定番に。いずれも象徴的なグログランリボンが愛らしいエッセンスをプラス。両者ともに、よりベーシックに履ける黒も展開。
問い合わせ先:
ザ・ロウ・ジャパン
03-4400-2656
https://www.therow.com/
ジャンヴィト ロッシ ジャパン
03-3403-5564
https://www.gianvitorossi.com
ジルサンダージャパン
0120-998-519(フリーダイヤル)
https://www.jilsander.com/
トッズ・ジャパン
0120-102-578(フリーダイヤル)
https://www.tods.com
フェラガモ・ジャパン
0120-202-170(フリーダイヤル)
https://www.ferragamo.com/
プラダ クライアントサービス
0120-45-1913(フリーダイヤル)
https://www.prada.com/
ミュウミュウ クライアントサービス
0120-45-1993(フリーダイヤル)
https://www.miumiu.com/
リシュモン ジャパン株式会社 アライア
03-4572-4500
https://www.maison-alaia.com/
ルック ブティック事業部
03-6439-1647
https://www.repetto.jp
ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン
0120-957-940(フリーダイヤル)
https://www.rogervivier.com/
text: Erina Ishida