わずか5分間で魅せた、幻想的かつゴージャスなマーク ジェイコブスのショー。
Fashion 2025.07.02
独立記念日を目前に控えた夜、マーク・ジェイコブスの最新コレクション「Runway 26」が、ニューヨーク・パブリック・ライブラリーで発表された。
今シーズン、マーク・ジェイコブスが掲げたテーマは「Beauty(美しさ)」。ショーノートには、「美しさとは、心や感覚に喜びを与える特質、あるいはそれらの組み合わせである」と、その定義が綴られている。ニック・ケイヴとウォーレン・エリスによる「Song for Jesse」のアンビエントで繊細な旋律にのせて、ビクトリアン調のドレスをまとったモデルたちが静かに登場。全19ルックが、わずか5分間の中で強い印象を残した。










数シーズンにわたって探求されてきた"ペーパードールのワードローブ"というテーマを、よりリッチに、より完成度高く表現した今回のコレクションは、まさにその集大成とも言える。花柄やラッフル、レース、リボンといった装飾がふんだんにあしらわれたドレスは、丸みを帯びたシルエットでデフォルメされ、幻想的かつゴージャスな世界観で会場を魅了。訪れた観客からは、思わず溜息が漏れた。
現地でショーを見たエディターのベストルックは?
Editor's best look #11
空気をはらんだ花柄のバルーンスカートとレースのパフスリーブのトップスの組み合わせ。ヘアにもスカートと共布の大きなリボンをあしらわれ、おとぎ話のプリンセスのような惜しげなくロマンティックなスタイリングに脱帽!
マーク・ジェイコブスの最新コレクション「Runway 26」の全ルックはこちら>>>
photography: Marc Jacobs, text: Junko Takaku
BRAND SPECIAL
Ranking