この夏流行している水着の柄は、1950年にすでに流行していた!?
Fashion 2025.07.29
レトロな雰囲気をまとった水玉模様の水着が再びビーチで大流行。今をときめくイットガールたちもすでに取り入れている。
長い歴史を持つクラシックな柄が再び注目を集めている。それは、黒地に白の水玉模様、またはその逆の配色だ。ジャックムスやアクネ ストゥディオズは2025年春夏のキャンペーンでこの大復活を予見していたが、グッチやフェンディも2026年クルーズコレクションで水玉模様のドレスを発表し、このトレンドに参入している。ビーチでは、水着にもこのレトロな柄が取り入れられ、有名人も一般人もこぞって魅了されている。
地中海沿岸でのバカンスの魅力を存分に感じさせる水玉模様の水着は、デュア・リパの心を掴んだ。彼女は自身のInstagramで、イタリアのビーチに横たわり、レースがあしらわれた「With Jéan(ウィズ・ジェーン)」の水玉ビキニを着用した写真を公開している。また、カイリー・ジェンナーも自身の休暇中の写真をSNSに複数投稿し、さまざまな水玉柄ビキニを披露している。さらに彼女は、自身のブランド「Khy(かい)」と「Frankies Bikinis(フランキー・ビキニス)」による最新コラボレーションを宣伝し、多彩なカラフルな水玉模様のモデルを展開している。
1951年、ロサンゼルスのカールトンホテルでのマリリン・モンロー。photography: Archive Photos / Getty Images
時代を超えて愛される水玉柄
水玉模様が初めて水着に登場したのは1926年、ミス・アメリカの水着だった。それまでポルカダンスの衣装に結びつけられていたこの水玉柄は、モダンなイメージの象徴へと変貌を遂げる。1930年代にはウォルト・ディズニーが子どもたちに人気のミニーマウスの衣装に取り入れ、1950年代にはピンナップガールやロックンロールのファンのワードローブに欠かせない存在となった。チャーミングでちょっといたずらっぽい女性の象徴、マリリン・モンローもこの柄を自身のシグネチャーとした。実際、1951年にはロサンゼルスのカールトンホテルの屋上テラスで撮影された写真シリーズで水玉模様の水着を着ている。そして今日、デザインは変わっても、彼女のビキニは色あせることなく輝きを放っている。
From madameFIGARO.fr
text: Emma Martin (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi