15人の目利きが選ぶ、新旧のいいモノ案内。#04 ショップオーナー平野みかほの、エスニックなブラウス。
Fashion 2017.07.27
ファッション好きな目利きの15人に、永年愛用してきた昔からの名品と、この秋冬狙っている新作アイテムを聞きました。
ヴィンテージショップ「UN CINQ(アンサンク)」のオーナー、平野みかほさんが選んだアイテムは、コットンブラウスとレザークラッチバッグ! それぞれのアイテムに宿る、作り手の愛とは?
【昔ながらの名品】ヴィンテージのコットンブラウス
昔からレースやブラウス、民族衣装が好きで10年前からコツコツと集めており、その中でもいちばんのお気に入りです。
素材は厚手のコットンで、細かなギャザーや、腕周りの刺繍・縫製はすべて手作業。販売するためのものというよりも、永年受け継がれてきた’’人の想い’’が宿った、伝統を守るためのブラウスだと、なんとなくそんな強さを感じます。
リペアが数箇所施されているのを見つけ、大切に着られていたことをダイレクトに感じるのもまた、愛おしい。
ものが溢れている現代だからこそ、手仕事の丁寧さや時間の奥行きが伝わるものに惹かれ、「もっと知りたい」「着たい」と思わせてくれる、私にとっての逸品です。
【新名品】ドリス ヴァン ノッテンのクラッチバッグ
古着やヴィンテージを着ることが多いので、なんとなく足元や小物は、素材のいいもの、ブランド品を取り入れるようにしています。
出産を機に自分の好みに大きな変化があって、最近はクラシックなものに目が留まりがち。そんな気分のなか選んだクラッチバックは、男性らしいシルエットがとても新鮮です。
レザークラッチバッグ(H22×W33×D5cm)¥145,800/ドリス ヴァン ノッテン
今年の秋冬は、思いっきりクラシカルなものを着たいなと思っているので、トレンチコート+ヴィクトリアンドレスに合わせたいです。
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UN CINQ オーナー
神奈川県出身。’’一期一会の出会い’’をコンセプトに、ヴィンテージとハンドワークのアイテムを取り揃えた小さなブティックを中目黒に構える。女性らしい古着ヴィンテージのセレクトに加え、手仕事を大切にした独自の世界観が密かに注目を集めている。
UNCINQ ホームページ : www.uncinq.jp
Instagram : @uncinqemoumikaho
photo : JOHN CHAN