ボッテガ・ヴェネタ×長谷川京子×NYの刺激的な2days

Fashion 2018.03.23

今年2月、ニューヨークのマディソン・アヴェニュー740番地に、世界最大規模のメゾンが誕生したボッテガ・ヴェネタ。
そのオープンを記念し、今回限り、ニューヨークで2018年秋冬メンズ・ウィメンズコレクションを発表した。
現在発売中の『フィガロジャポン』5月号では、ニューヨークのショーに訪れた、女優の長谷川京子さんをヒロインにファッション撮影を決行。
ミラノからニューヨークへ、進化し続けるボッテガ・ヴェネタの最新の魅力と、長谷川京子さんとの撮影の舞台裏など、刺激的なニューヨークの2日間に密着!

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photo : Jay Gullion, Adriaw Gaut

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photo : Jay Gullion

アッパーイーストサイドの歴史的なエリアに誕生した、世界で3つ目となるボッテガ・ヴェネタのメゾン。ここニューヨークは、ボッテガ・ヴェネタが1972年に初めてイタリア以外の国で店舗を構えたという特別な地とあって、スペシャル感あふれるブティックに。19世紀のタウンハウスを3棟合わせたという、世界最大規模となる圧巻のスケールで、モード心を刺激する。

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photo : Adriaw Gaut

2013年にミラノ、2016年にビバリーヒルズにオープンしたメゾンの旗艦店と同じく、クリエイティブディレクターのトーマス・マイヤーがコンセプトを考え、その街の特徴を反映している。
摩天楼からインスパイアされたというこのメゾンは、ブラッシュされたブラスの天井や、メタルキューブといったメタリックなディテールによって、高層ビルが太陽に反射してキラキラと輝くスカイラインがつくる街を表現。

レディスとメンズの最新コレクションや人気のレザーグッズをはじめ、フレグランスやジュエリー、ホーム&ファニチャーコレクションまで、ブランドの世界を存分に堪能できる。

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photo : Adriaw Gaut

圧巻なのは、5階を繋ぐ圧倒的な存在感の階段ホール。そして、いたるところに置かれているホームコレクションの椅子やブロンズのボールチェーンのカーテンなど、見所もたくさん。

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photo : Adriaw Gaut

もうひとつの特徴は、新コンセプトで展開した5階の「アパートメント」。「本物のアパートメントのようなしつらえで、まるで家にいるかのような気分になれる」と言うトーマス。エクスクルーシブな家具をはじめ、トーマスがキュレーションするアート作品の展示も見ものだ。さらに、トーマスがセレクトしたさまざまなジャンルの書籍を実際に手に取って見ることもできる、ラグジュアリーなプライベート空間に。

長谷川京子さんがヒロインのファッションストーリー

そして、現在発売中の『フィガロジャポン』5月号では、女優の長谷川京子さんを主役に、ニューヨークを舞台にした躍動感あふれるモードなファッション撮影が行われた。

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ボッテガ・ヴェネタの新しいメゾンの店内や外観から撮影がスタート。
モードに関してもとても精通している長谷川さん。ニューヨークの撮影スタッフに交じってクリエイションにも参加し、2月のニューヨークという極寒の中、屋外のシーンでも、美しくモダンに演じてくれた。

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ニューヨークでも屈指の老舗ホテル「The Carlyle」のスイートルームやエントランスも撮影の舞台に。ニューヨークのアップタウンならではのクラシックでラグジュアリーな雰囲気があふれている。

モダンアートのミュージアム「The Met Breuer」の地下1階にある、「Flora Bar」にて。ここはマルセル・ブロイヤーの建築による、天井が高く、自然光がきれいなモダンな空間。

今回スタイリングを手がけてくれたティナ・チャイは、長谷川さんと長年の付き合いで息もぴったりだ。

2018年春夏コレクションをモダンに着こなす、ニューヨークの街で繰り広げられる、長谷川京子さんのボッテガ・ヴェネタのファッションストーリーを最新号でチェック!

 

拍手喝采! 注目の2018年秋冬コレクション。

撮影翌日には、今シーズンだけニューヨークで開催される、2018年秋冬のファッションショーへ。
ショー会場に入ってまず目を引いたのはランウェイのセット。

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新メゾンの目玉でもある「アパートメント」を思わせる、ボッテガ・ヴェネタのファニチャーをはじめ、スペシャルな家具やアート作品を配置した空間に。
最新コレクションの包括的なビジョンも、建築に根差したものだそう。建築はトーマスが長年にわたり情熱を燃やしてきた分野で、ブランドを特徴づける理想形。
そのフィロソフィーを終結した素晴らしい演出で、会場もおおいに沸いた。

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ショーのフォトコールにも長谷川京子さんが登場。
プレフォールコレクションの最新ドレスをエレガントに、かつセンシュアルに着こなして、世界中のセレブが集まるショー会場の中でも、ひと際華やかなオーラを放っていた。

最新コレクションでは、ニューヨークの持つさまざまな側面もテーマのひとつ。
そこには躍動感のある街から必然的に逃れ、自然あふれる田舎や、あるいは安らげる自宅へと逃げ込むための時間も含まれている。
「極端から極端に流れる、この大都会での生活を考えていました。過激なまでに動的でありながら、突然ほとんど完全に隔絶された世界に入り込んだりする」とトーマス。

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さらに、美しい内装が施された心地よい部屋になじむ服をイメージ。
パジャマのようなセットアップに上質なウールのコートを羽織ったり、イブニングドレスは着心地のいいエアリーなデザインだったりと、ブランドならでは大人のリラックス感がどこまでも優雅だ。
色彩豊かなグラフィカルな模様は、インターシャのシルクドレスやカシミヤのコート、イットバッグの「ザ・ローレン1980」「ノットクラッチ」などにも施されている。
格子柄をベースにしたバラエティ豊かな職人技が光るジュエリーや、ファスナー付きトートバッグ「タンブラ」も話題に。

これまでとは違った、よりフレッシュな雰囲気にあふれていたニューヨークでのショー。
「今回のコレクションは、変化したのではなく、クリエイションを深めていった結果から生まれたもの」と表現するトーマス。
多くのハイブランドが、目まぐるしいスピードで進化を求められている昨今、トーマスによるボッテガ・ヴェネタの新たなステージは、クリエイションをより深めることで進化するという独自のアプローチで、さらなる輝きを増した。

全コレクションはこちら
https://madamefigaro.jp/fashion/collection/2018aw/ny/bottegaveneta/

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