この服と生きていく7日間 スタイリスト小嶋智子のロマンティックな1週間。

Fashion 2018.10.29

フィガロジャポン12月号(10月20日発売)の「服好きに贈る、秋冬ファッションダイヤリー60days」特集と連動して、スタイリスト3名のリアルな1週間のスケジュールで考える、本当に欲しい秋冬のファッションアイテムを紹介する企画。
第1回目は、スタイリスト小嶋智子さん。撮影や打ち合わせ、友達とランチなど、その日の予定をもっと楽しくする、ロマンティックな7つのアイテムとは?

《月曜日》1週間の始まりは大好きなあの子と。

181012-kojima_1.jpgパッチワークのような遊び心が乙女心をくすぐる。フェイクファーコート¥279,720/ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス)

「早朝からの撮影には、たくましくもロマンティックなコートをおともに。さっと羽織れば、どんなスタイルも一気に旬なフォークロアムード。ヴィンテージライクな総柄のオールインワンに、薄いオレンジのコンバースを履いて楽しみたい。撮影の日は動きやすさも重要だけれど、お気に入りに包まれていたいと思う乙女心も。天候を気にせず、気兼ねなく着ることができるフェイクファーコートは万能選手!」

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《火曜日》フォーマルスタイルだってお手のもの。

181012-kojima_2.jpgフェルト地にビジューの装飾を施した贅沢な一足。パンプス(ヒール9㎝)166,320/マノロ ブラニク(ブルーベル・ジャパン ファッション事業本部)

「新しい仕事の打ち合わせ。可憐なのに甘すぎないパンプスをさりげなく履いて、凛とした気持ちで挑みたい。マニッシュなグレーのジャケットとスラックスパンツ、インナーにヴィンテージのシャツドレスをゆるりと着て、カゴバッグを合わせる、そんなジェーン・バーキンのようなこなれたチープシックをイメージして」

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《水曜日》マスキュリンフェミニンを叶える一着。

181012-kojima_3.jpg美しく上品に着こなせるシャツタイプ。オーバーオール429,840/オスカー デ ラ レンタ(三喜商事)

「潔く真っ白で美しいオーバーオールを、夜のフレンチディナーで。袖をまくったり、少しだけ胸元を開けて抜け感を作ったら……素肌になじむ華奢なゴールドのアクセサリーを重ね着けして、ベージュのウエスタンブーツを履きたい。小物はとことんヌードカラーで。女性的、男性的、両極端なイメージのアイテムたちを取り入れて、さりげなくシックな印象に仕上げたい」

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《木曜日》ワントーンスタイルに刺激的なスパイスを。

181012-kojima_4.jpg馬モチーフがワイヤーで描かれたバッグ(H19×W21.5×D11.5㎝)91,800/メルセデス サラザール(ロンハーマン)

「リースで1日中ブランドを回る今日はなるべく身軽なスタイルで、身も心も踊るような可愛いバッグを持ち歩きたい。少しだけレトロに見えるけれどいまっぽさもあるこのバッグには、ベージュのハイネックの総レースドレスを合わせて、同系色でまとまりのあるコーディネートに。忙しい日にも、フェミニンさとモダンさは必ずどこかに取り入れたいです」

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《金曜日》フライデーナイトはアートを身近に。

181012-kojima_5.jpg手描き風ペイントのグローブは、シースルー素材の下に忍ばせても。グローブ31,320/ドリス ヴァン ノッテン

「撮影が早く終わったので、アートな感覚に浸りたくなり美術館へ。バッグに忍ばせていた手描きのペン画模様のグローブを身に着けただけで、ぐっと芸術の秋の気分に! オーバーサイズのジャケットの袖先からチラリと覗かせるように。中にはアンティークのレースドレスを着て、ミックスコーディネートを楽しみたい」

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《土曜日》モード気分全開!たのしい週末の幕開け。

181012-kojima_6.jpgシルバーの光沢感が非日常的な気分へ連れ出してくれる。フレアスカート128,520/ニナ リッチ(コロネット)

「お休みの今日は友達とランチを食べながら、仕事の話をしたり恋愛の話をしたり。ファッションの話も尽きない私たちだからこそ、大好きなブランドの服を着て行きたい。一見クラシカルでレディなスカートだけれど、少しだけシワ加工されていてさりげなく個性的でもある。そんなバランスのいい女性になりたいな……と思いながら、柔らかなモヘアの同系色のニットセーターをトップに、足元は綺麗めなブラックのウエスタンブーツで、モードに引き締めます」

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《日曜日》山奥までドレッシーな私を連れてって。

181012-kojima_7.jpgパイソンプリントをシフォン素材で柔らかな印象に。ワンピース69,120/イザベル マラン エトワール(イザベル マラン)

「紅葉を見に、少しだけ遠くまでドライブ。大好きな紅葉はとてもドラマティックだから……少しだけドレッシーな服を纏って思いっきりその瞬間に浸りたい。
シックなパイソン柄が軽やかに透けて、ロマンティックでありながらも大人なバランス。アウターやシューズは登山用のアイテム選んで、開放的な場所で遊び心のあるスタイリングを楽しみたい」

小嶋智子 Tomoko Kojima
ヴィンテージミックスのスタイリングを得意とし、「フィガロジャポン」でも活躍。
Instagram:@tomokojima__ 
●問い合わせ先:
イザベル マラン(イザベル マラン エトワール) tel:03-5772-0412
コロネット(ニナ リッチ) tel:03-5216-6518
三喜商事(オスカー デ ラ レンタ) tel:03-3470-8230
ステラ マッカートニー カスタマーサービス(ステラ マッカートニー) tel:03-4579-6139
ドリス ヴァン ノッテン tel:03-6820-8104
ブルーベル・ジャパン ファッション事業本部(マノロ ブラニク) tel:03-5413-1050
ロンハーマン(メルセデス サラザール) tel:03-3402-6839

photos : JOHN CHAN, stylisme : TOMOKO KOJIMA

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