ローラが語る、アディダス オリジナルス×サステイナブルの進化。
Fashion 2020.08.18
アディダス オリジナルスから、初となるサステイナブルコレクション「クリーン クラッシクス(Clean Classics)」が登場。フットウエアの中でも、往年の名作として世代を超えて世界中で愛されてきた“スーパースター”“スタンスミス”を含む10点のモデルが、伝統的なデザインを踏襲しつつ、リサイクル素材を採用したサステイナブルプロダクトとして生まれ変わる。アディダス ジャパンのアンバサダーであるローラに、新コレクションの魅力をインタビュー!
ロサンゼルスを拠点に活動する傍ら、近年では環境問題への発言力を高めており、クール&クリーンなイメージが定着したローラ。撮影で選んだのは、オールホワイトのスーパースター ボールドW。ミニチュアダックスフンドの愛犬モカちゃんもカメオ出演を果たした。
――ローラさんにとって、アディダス オリジナルスのスニーカーはどんな存在でしょう。
「毎日履きたくなるような気持ちにさせてくれる、切っても切れない存在です。いつも履きやすくって走りたい時に走れちゃうしスキップもできちゃう。私は白がお気に入りで、スポーツ以外のファッションの格好にもよく合わせています! 新しく出たサステイナブルなスーパースターを履くのがとってもとっても楽しみです!! 特に『クリーン クラシックス』は、シンプルでいろいろなコーデに合わせやすいデザインだと思います。私はスーツのセットアップや、デニムとタンクトップのスタイルで合わせてみました」
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アディダススニーカーのアイコンとも言えるスーパースターは、今年で誕生50周年を迎えており、「クリーン クラシックス」でも特に注目度が高い。今回登場する10モデルのうち、6モデルがオールホワイト仕様と、白を前面に打ち出しているのも本コレクションの特徴だ。
――リサイクル素材を採用しており、ヴィーガン認証を受けているモデルです。その使用感はいかがでしょう。
「履き心地もよく、とっても気に入っています」
素材の消費を抑えて廃棄物を減らすため、パターンを新たに再設計した本モデルは、アウトソールに90%の天然ゴムと10%のリサイクルゴムを混合したベターラバーを使用。さらに、アッパーの70%以上にリサイクル素材を使用することで、環境負荷の少ない、地球にやさしい一足を編み出している。コルクのインソールに、紙をリサイクルしたシューレースなど、細部まで環境に配慮したデザインに徹しており、クリーンながら温かみある表情を見せている。
よりよい未来のために、再生可能な資源を使った製品を選ぶことが、私たちにできる第一歩だ。クリーンな地球を守ることは、ストリートファッションからでもアピールできる。自分らしいスタイルに、気負うことなく取り入れたい。
――アディダス社は、プラスチック問題について長年取り組んでおり、2024年には製品にリサイクルポリエステルのみを使用することを目指しています。アディダスのサステナビリティ活動について、感想をお聞かせください。
「アディダスのような歴史のあるブランドがサステナビリティについて取り組むことは、とても大きなインパクトがあり、本当に素晴らしいことだと思います。心からうれしいですし、一緒にたくさんの人に(サステナビリティを)広められることがとても楽しみです」
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――ローラさんが、サステナビリティに関心を持ったきっかけは何だったのでしょう。
「環境問題や気候変動について興味を持ち、何年も前からたくさんの本を読んだり、現地の人に話を聞いたり、海外のニュースを調べたりしているのですが、本当に奥が深い世界です。そして何よりも大事だなと思ったことは、まずひとりひとりが知ろうとする気持ちなんだなと。知って、考えて、行動を起こす。このことがとても大切だと思いました」
――日本のサステナビリティへの取り組みについて、どんな印象をお持ちでしょうか。
「日本でも取り組みは少しずつ始まっているけれど、海外に比べるとまだまだ遅いように感じます。誰かが(疑問に)感じたり、メディアの方々が伝えることで、一気に変わっていくと思うので、私もその“誰か”になりたいと思って実行しています」
――実践しているサステイナブルな暮らしや、おすすめのエコグッズについて、聞かせてください。
「私自身が日常生活の中でサステナビリティについて実践していることは、お肉を食べないようにする。それから、ペットボトルのお水をできるだけ買わないようにして、マイボトルを持ち歩く。エコバックを持参する。サランラップの代わりに、シリコンのフタを使ったり、洗剤はケミカルが入っていない環境にやさしいものを使ったり、オーガニック野菜を選ぶように心がけています。お洋服は、サステイナブルなブランドや、ずっと長く使える品質のいいブランドのものを買うようにしていて、古着も取り入れるようにしています。(サステナビリティについて)日々勉強していて、どういうふうにすれば皆にうまく伝えていけるかを考えています」
――最後に、FIGARO.jpの読者にメッセージをお願いします。
「インタビューを読んでくれてありがとうございます。『クリーン クラシックス』を通じて、少しでも環境のことなどに関心を持っていただけたらうれしいです。そしてみんなのライフスタイルにポジティブな風が届きますように!」
2020年秋冬コレクション「クリーン クラシックス」より。上から、スーパースター ボールドW(FY0118)¥15,400、スタンスミス(FV0534)¥14,300、コンチネンタル 80(FU9787)¥13,200
※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。
interview et texte:ERI ARIMOTO