自分だけの1点、そろそろセミオーダーをしませんか?
Fashion 2021.03.07
一過性のトレンドに左右されるのではなく、いま必要なのは末長く寄り添えるアイテム。自分自身のために誂えた、最愛の一点を手に入れて。
深いタックのスラックスを、あえて女性用に。
スラックス @ニート
“いいボトムスを穿けば、トップがTシャツでも決まる”とメンズ界で人気に火がついたニート。メンズブランドならではのスマートな仕立てと機能性には目から鱗だが、それをウィメンズサイズにカスタマイズできるのは店頭でのセミオーダーのみ。6種類のデザインと生地から選択し、はき方の好みやイメージに合わせて股下と丈、ヒップライン、仕上げを決めるのが主なオーダーの流れ。生地違いで揃えたくなる中毒性もあり。
ぐっと内に入った深いタックが特徴。センタープレスに独特の立体感があり、デザイン性と動きやすさを兼ね備える。ヒップラインをカバーする効果も。パンツ¥44000〜
店頭で注文を受ける際は、丁寧なコミュニケーションを大切にしている。クラフトビールやコーラを楽しみながら、理想の一本を考えていく。
住所非公開
tel:090-3335-2110 ※完全予約制
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手仕事が細部に宿る、美しき革靴。
レザーシューズ @カチム
ビスポークの世界観を自社開発の木型と繊細なディテールを組み込み、現代のスタイリングに融合させるカチム。メイドトゥオーダーラインは足の計測から始まり、足の形の特徴をつかんだうえで、基礎となるテストシューズを応用して仕立てるというもの。工業品では実現できない「履き心地と風合いを育てていく」という哲学が垣間見られるハンドステッチやコルクを内蔵した手縫いソールが目を引く。甲高や外反母趾でも歩きやすい。
ローファー(¥88,000~)やウェルトシューズ(¥86,000~)など、自分の足にぴったりの1足をオーダー可能。
注文はメール、または定期的に開催するセレクトショップでのポップアップストアにてアポイントを受け付けている。次回の開催は、ブルームアンドブランチ東京で3/27〜4/4。
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好みのアクセサリーに、ストーンをプラス。
ジュエリー @エスティー キャット
ハンドメイドのジュエリーを提案するエスティー キャット。移転オープンしたばかりの青山店でセミオーダーとして行っているのが、クリスタルストーンの埋め込みだ。厚みのあるジュエリーであれば、ストーンの数や埋め込む場所なども選ぶことができる。大の占い好きだというデザイナーの林聖子さんらしい星座石の取り扱いもある。お守り代わりに、特別な想いを込めたジュエリーを手に入れて。
アルファベットに限り、イニシャルやメッセージの刻印もできる。リング¥12,100〜、イヤーカフ¥11,000〜 デザインや石の種類で金額が異なる。
シンプルながら捻りの利いたフォルムのリングからマスク用のチェーンまで豊富な品揃え。オーダーは、アトリエを訪れるほか、メールオーダーも可能。
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1種類のデザインが生む、無限の可能性。
コート @ヨアサ
ベースとなるデザインはなんと1種類。その理由について「体型を選びにくく、快適さを優先した非構築的な型にしました。生地それぞれの質感がそのまま表れる仕上がりになります。着丈や袖丈、ベルトの高さ等を調整し、細かいバランス設計も可能です」と、デザイナーの小川和史さん。アトリエで自ら1着ずつ製作する。生地は高級感のあるものから、毎日着られそうなものまで約500種類。長く付き合う日常着として手に入れたい。
コート¥88,000〜
オーダーのアポイントメントは予約制。まずは、アトリエでサンプルに袖を通し、デザインの方向性を決める。その後、生地のサンプルから実際に使う布を選び、ディテールの仕様や位置について調整。仕上がるまでに約2〜3カ月要するため、注文するタイミングに注意を。
*『フィガロジャポン』2021年3月号より抜粋
photos : ANNA MIYOSHI, texte : AIKA KAWADA