ゴールデンウィークの過ごし方 甘味で至福のひとときを！ 都内の最旬スイーツショップ5選。

昨年、今年とオープンした最旬スイーツショップ5選と看板スイーツをご紹介！ 新緑をイメージしたアフタヌーンティー、麻布台ヒルズで予約したい和栗のモンブラン、ルイ・ロブション初のチョコレート専門店など、注目のラインナップ揃い。

---

最近スタートしたデザートコースやアフタヌーンティーが話題！

1. PAYSAGE 代官山本店

デセールパティシエ江藤英樹の待望の新店が代官山駅近くの「Forestgate Daikanyama」内に2024年の2月にオープン。1階はアフタヌーンティーが楽しめるサロン・ド・テとブティック。そして2階はシェフが目の前でデザートやパフェを仕上げる、ライブ感あふれる6席のプライベート空間。

生産者と丁寧に向き合い仕入れているという旬のフルーツに、ハーブなどのデリケートな香り付けした繊細な感性が秀逸。たとえば柑橘なら、みずみずしい香りをフレッシュな状態だけではなく、ジュレやコンフィチュール、ソースなどにハーブのアロマをしのばせ、果実以上にピュアなテイストに仕上げている。

「アシェット・デセールコース」￥16,500※木・金・土限定　旬のフルーツを使用するため、デセールの内容は季節により変わる。

「PAYSAGE AFTERNOON TEA〜jardin〜」￥7,500　ベリーやライムなどで香り付けたTea Blender、熊崎俊太郎さんによるオリジナルブレンドフレーバーティー「Garden」をはじめとする香り豊かな紅茶とともに、新緑をイメージしたスイーツ4種、セイボリー4種、スコーンを楽しめる。

器もすてきで、有田焼窯元の李荘窯、寺内信二の器に、美麗なデセールが目の前で花開く。そしてピアニスト清塚信也作曲のPAYSAGEオリジナルの音色を聴きながら味わえば、五感を刺激されスイーツを超えたアートな世界観を感じ、江藤シェフの「スイーツで人を幸せにしたい」という想いに繋がっていく。空席情報はSNSで要チェック。17時頃は1階の席が空き、プティガトーをイートインできる穴場の時間帯だ。

---fadeinpager---

和栗のふくよかな香りを引き出した、モンブランが絶品。

2. Dining 33 pâtisserie à la maison

フランス料理の巨匠、三國清三がプロデュースする「Dining 33」に併設するパティスリーが麻布台ヒルズに昨年11月オープン。2022年12月末に惜しまれつつ閉業した四ツ谷の「オテル・ドゥ・ミクニ」でシェフパティシエを長年務めていた浅井拓也が腕をふるう。クラシックな洋菓子の技術をもち、研ぎ澄まされた技が光るプティガトーがショーケースに並ぶ。そのひとつ、モンブランは東京杉並で育った和栗「内藤栗」を裏ごしした栗を添え、和栗が持つふくよかな香りを引き出している。素材の良さを生かし、和を感じる逸品だ。店頭ではテイクアウトのみだが、34階の「Hills House Sky Room Cafe & Bar」では一部のスイーツがイートインできる。いずれも夕方には売り切れることが多いのでお早めに。

（写真右手前）「フレジエ」￥1,100　スクエア型のフレジエはいちごの断面が全体を覆うようなデザインで、フランボワーズの天然の赤が彩る。キルシュが香るムースリーヌ、香ばしいアーモンド生地、そしてイチゴの甘酸っぱさが華やかにはじける。

「モンブラン（ホールサイズ）」12cm ￥4,500、15cm ￥6,000、18cm ￥7,500 ※モンブランは春から夏はホールケーキのみを毎日数量限定で提供。購入には4日前までの予約が必要。秋にはプティガトーサイズも楽しめる。

フルーツが季節ごとに変わるショートケーキ「シャンティフリュイ」￥1,100　春はイチゴやメロン、夏には桃やマンゴー、秋にはイチジクや葡萄といった旬の味を楽しめる。5月10日からはイチゴからマンゴーにフルーツが変更になる予定。

---fadeinpager---

食感が絶妙なタルトショコラとジェラートが魅力！

3. ラ・バーズ・ドゥ・シェ・リュイ（LA BASE de Chez Lui）

1975年創業の代官山「Chez Lui」の新業態が「Forestgate Daikanyama」内に2024年の3月にオープン。Bean To Barのショコラをベースにし、ボンボンショコラ、ジェラート、プティガトーなどが並ぶ。シェフショコラティエの酒井將駄は、京都「洋菓子マウンテン」でスーシェフを務めてきた。プティガトーのバランスを計算し尽くし、ショコラをカカオ産地から選び仕上げていく。

「タルトショコラ」は、花のような香りとハチミツのようなコクを感じるペルー産のカカオを使用。カリカリとしたカカオニブ、ザクザクとしたクランブル、ふんわりとしたムースショコラ、カカオ70％のどっしりとしたクレームショコラが重なる。

プティガトーの「タルトショコラ」￥853　濃厚に見えながら、ひと口ごとに食感が変わり、飽きのこない軽やかなテイストだ。

果実感あふれるライチのようなテイストの「カカオパルプ」、乳を使用せずカカオの薫りをダイレクトに感じるみずみずしさのある「カカオソルベ」など、スッキリとした後味のジェラートも！ 店内奥にあるイートイン席でゆっくりと味わいたい。

「ジェラート」シングル￥820、ダブル￥890　フレーバーはカカオパルプ、カカオソルベ、カカオジェラートのほか、いちご、ピスタチオ、ラムレーズン、ほうじ茶などが揃う。

---fadeinpager---

ルイ・ロブション初のチョコレート専門店でボンボンショコラを。

4. Eclat de Chocotat Louis Robuchon

フレンチの巨匠ジョエル ロブションのご子息ルイ・ロブション初のチョコレート専門店が、表参道に2024年の3月末にオープン。世界中の美食を味わい、さまざまな素材と出合ってきたルイ・ロブションならではのショコラが並ぶ。玉露や本わさび、門外不出の柑橘など厳選和素材を使用。なかでもボンボンショコラ「ラ・ガストロノミー」はほかにはないスタイルだ。ジョエル・ロブションの代表料理を含む、アミューズブーシュ、前菜、メイン、デセールに見立てたボンボンショコラは、フルコースのように味わう4個セット。

「ラ・ガストロノミー」￥4,000

アミューズブーシュの「白トリュフ＆コンテチーズ」は、イタリア・アルバ産の白トリュフと18ヶ月以上熟成したコンテチーズが深みのあるコクを生み、余韻にトリュフの上品な香りがナチュラルに広がる。「フォアグラ～ロッシーニ仕立て」は、フランス産の上質なフォアグラとヴィンテージ・ポートワインを合わせて旨味、塩味、酸味が一体感を生み出す。決して奇をてらう味ではなく、ショコラと素材とのマリアージュが絶妙だ。ワインとともに味わいたくなる、ガストロノミックなショコラだ。

アミューズ・ブーシュの「白トリュフ＆コンテチーズ」

---fadeinpager---

虎ノ門ヒルズで4種のスイーツを食べ比べ！

5. DOLCE TACUBO Caffe（ドルチェ タクボ カフェ）

代官山の人気のレストラン「TACUBO」が手がけるスイーツブランド「ドルチェ タクボ」のカフェが、虎ノ門ヒルズに2023年11月に開業。目の前の工房で焼き上げるフィナンシェはもちろん、イートイン限定のドルチェやドリンク、ソフトクリームなどがラインナップ。「プティフール4種盛り合わせ」では、極限まで焦がしたバターの香ばしさがフワリと立ち上り、余韻にリッチなバターの風味が広がるフィナンシェなどが楽しめる。

「プティフール4種盛り合わせ」¥1,800　DOLCE TACUBOで定番の4種、フィナンシェ、プリン、カヌレ、シュークリームのミニサイズが愛らしい。

ミニシュークリームは生地がサクッと香ばしく、クリームはオーム乳業のミルクにバニラビーンズの香りが軽やかに香る。コクのある田中農場の宝玉卵を使用するなど、小さいながらも素材のこだわりがギュッと詰まっている。4種のスイーツを少しずつ楽しめるのは、イートインが可能な虎ノ門ヒルズ店のみ。温かい飲み物とともにゆっくり味わいたい。

宝玉卵とオーム乳業の生クリームをふんだんに使うことにより実現した濃厚クリームカスタードが特徴の「シュークリーム」￥700　虎ノ門限定フレーバー、ティラミスも。ティラミスは、オーム乳業のマスカルポーネのシルキーななめらかさとコーヒーの苦みのバランスが絶妙。いずれも焼きたてのシュー生地はサクサクパリパリ、軽い塩気がありスッキリとした後味だ。