4つの個性派ショップで出合う、最新ウエア。

Fashion 2021.04.05

オンリーワンな審美眼を持つセレクトショップがいま注目しているブランドとは? 最先端のクリエイティビティを身に着け、新しい私になる。

1. 知性派コンビによる、未来志向の服。

ユニフォームを思わせるセットアップやスマートフォンをスワイプする動作に着想を得たバッグなど、デジタルネイティブなデザイナーデュオの視点を感じるパリのコペルニ。「天文学者コペルニクスが唱えた地動説にインスパイアされた、ミニマルでスポーティな雰囲気。クチュールを彷彿させるボディシャスなシルエットは、最近では珍しい正統派だと思います」とディレクターの長尾悠美さん。カプセルコレクションは“Future of Love”をテーマに、売り上げの一部を慈善団体One Laptop Per Childと、ハリケーン被害にあったニカラグアの学校に寄付する。

左：無駄を省いたウエアが制服のよう。右：アイコンバッグは、ジッパーが360度開閉するスワイプバッグ。

Sister
東京都渋谷区松濤2-13-10
tel：03-6407-1285
営）12時～20時　
休）不定休
sister-tokyo.com

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2. 少女性をモードに昇華し、トレンドを牽引。

いまをときめくトレンドセッターたちが着用してブレイクした、ガニー。デンマークを拠点とするブランドで、「良心的な価格でありながら、遊び心あふれるカラーリングやシルエットのアイテムを、足元から小物まで幅広く展開しているところが魅力。うちが扱う個性的なブランドとも絶妙にバランスが取れてしまう優秀なアイテムが多いです。エッジーにもリラックスしたコーディネートにも使える付け襟がおすすめ」と語るのは、バイヤーの渋川舞子さん。リサイクルのナイロンやラバーなど、いち早く環境に配慮した素材を用いたところも好感度が高い。

フリル付きの大きな襟やキャッチーなプリントものなど、一点で楽しい気分になれるデザインが豊富。

The Four-Eyed
東京都新宿区歌舞伎町2-8-2 パレドール歌舞伎町1F　
営）13時〜21時　
休）不定休　
mail：info@thefoureyed.shop　
thefoureyed.shop

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3. ポジティブで思慮深い、新時代のスポーティ。

「“大量生産、大量消費と大企業主導の世界に疑問、環境と社会への責任を持ち、芸術を尊重する”を掲げるブランドの理念とジェンダーニュートラルなデザインに惹かれました」と、オーナーの大倉綾さんが太鼓判を押す、エクストラレス。ナイジェリア出身で日本にルーツを持つ真家のバデ・ファトーナが2018年に設立した。ブランド名のとおり、ミニマルな美学を基にスポーティでクリーン、ツイストの効いたディテールが光るコレクションを展開。肌に映えるフレッシュなカラーリングに、軽やかなシルエットもいまの時代にぴったりなムード。

左：爽やかなイエローとスコート風のミニスカートが軽快。右：ジャケットを背負う自由な発想が清々しいルック。

Delta
東京都渋谷区西原3-4-3
tel：03-3485-0933　
営）13時〜20時（月〜金）12時〜19時30分（土、日、祝）　
休）火　
deltaonline.jp

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4. ブルガリア発、パンクと手仕事の化学反応。

セントラルセントマーチンズの同窓生2人がタッグを組んだチョポヴァロウェナ。ブルガリア国内で調達したデッドストックの生地やアップサイクル素材など、既存のものを使ったクリエーションを行うのがモットー。ディレクターの西脇智子さん曰く、「ハンドクラフトとパンキッシュな要素が思いがけないユニークなアイテムを生み出しています。ブランドのシグネチャーであるカラビナを使ったスカートと、ビーズのアクセサリーによるスタイリングがお気に入り」。オルタナティブでエネルギッシュな世界観には、唯一無二の存在感がある。