今季最も大胆! 注目集める「ピントップ」とは?
Fashion 2021.09.01
今年の夏、クロップトップやマイクロ・ブラトップの座を奪ったピントップ。名前の通り「ピン」を使った、今季最も大胆なアイテムの一つだ。ベラ・ハディッドやエミリー・ラタコウスキーなどのセレブたちを魅了したトレンドに注目!
ピントップ姿でニューヨークを歩くエミリー・ラタコウスキー。(ニューヨーク、2021年6月15日) photo:Getty images
2020年の秋に話題となったクロップトップ。このピッタリした短いトップスはベラ・ハディッドやエミリー・ラタコウスキーなどTikTokやその他SNSのスターたちだけでなくティーンエージャーの間でも絶大な人気を得た。
今年の夏、注目を浴びているのはその親戚とも言える「ピントップ」。レストラン、バー、クラブが再開し夏の装いはパーティーモード。自由への渇望を象徴するアイテムの一つがこのピントップだ。
いままでにないほどに生地の面積を減らした、名前の通り両サイドを安全ピンで止めるアイテムだ。一見、大人しいカーディガンに見えるが実はバストをちらっと覗かせている。
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ジャックムスの2021/22年秋冬コレクションの際のベラ・ハディッド。(パリ、2021年6月30日)photo:Getty images
セレブたちがこぞって夏のバカンスのスーツケースに入れたところからピントップの人気は爆発した。機会あれば腹筋を見せることで有名なエミリー・ラタコウスキーが、背中が大きく開いたブルーのカルトガイアのトップを着たことで、ピントップが脚光を浴びたのは事実だ(同ブランドのホームページではすでに完売している)。
しかし、最初にピントップを着たのはエミリーではなく、同僚で友人の24歳のモデル、ヘイリー・ビーバーだ。アメリカ版ヴォーグ誌の撮影でジャスティン・ビーバーの妻ヘイリーはピントップを着用した。結局その写真は同誌で起用されなかったが、ヘイリーはフォトシューティングの様子をSNSでシェアし、そのピントップ姿が注目された。
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その後、このトップスはファッションショーを占領することとなった。ジャックムスは「ラ・モンターニュ」というタイトルの秋冬コレクションで中心的なアイテムに仕立て上げ、ロング・バージョンとショート・バージョンを披露。色はプロヴァンス出身のデザイナーのシグニチャーであるポップでサニーなカラーで展開した。
最近では女優のミーガン・フォックスもこの大人気のアイテムを着用していることが目撃されている。ファッション業界の大手オンライン検索エンジンLystによると、フランスの同ブランドのそのアイテムの検索数は、48時間で52%もアップしたとのこと。
text:Narjiss ESSAFI (madame.lefigaro.fr)