美しい人と、時計とジュエリー。 唐田えりか、ルイ・ヴィトンで強さを身に付けて。

いま、もっとも旬な若手実力派女優8名がハイメゾンの時計とジュエリーを纏う。今回登場するのはルイ・ヴィトンを身に着けた唐田えりか。

「嘘のない声をしている」という理由で、映画『寝ても覚めても』のヒロインに大抜擢された唐田えりか。演技が苦手で、先が見えないと思い悩んでいた19歳は、いま20歳になり、エポックメイキングな作品や人々と出会って、女優を志すことを決意した。迷いがなくなった彼女の目は、まっすぐと前だけを見据えている。

モノグラム・フラワー・モチーフをカットアウトしたヘッドがアクセント。ネックレス「パンダンティフ アンプラント」（18KPG）￥247,320/ルイ・ヴィトン（ルイ・ヴィトン クライアントサービス）　トップ￥5,940/グッド ウェア（ジャーナル スタンダード ラックス表参道店）

ファッション撮影の現場ではいつもワクワク。

「モデルのお仕事がしたくて、芸能界に入りました。写真の被写体となって、かっこいい女性や可愛い女の子を演じるのは楽しい。いま、モデルを始めて2年経ちましたが、始めた当初から、現場でのワクワク感は変わらないです。モデルも女優も演じる、という部分では一緒。いまはお芝居で学んだことをモデルの仕事に生かしたり、その逆だったりしながら、ふたつのお仕事に取り組んでいます。今日「フィガロ ジャポン」の誌面のほうの撮影で着させていただいたルイ・ヴィトンのピンクのドレスは今年のカンヌ映画祭で安藤さくらさんが着られたものと一緒だったので、私が同じドレスが着られるなんて！とテンションが一気に上がりました。ルイ・ヴィトンの時計やジュエリーを身に着けることができる機会も普段はないので、今日の撮影はとても特別な時間になりましたね」

「私、事務所に入った時、モデルとして頑張りたいと思っていたのですが、演技のレッスンにも通わせてもらうようになって。始めは、モデルにも演技力が必要だからかな？くらいにしか考えていなかったのですが、私が入った事務所はそもそもモデルがいなくて、先輩方はみんな俳優さんでした。後々、そのことに気付くのですが、仕事を始めたばかりの頃の私には、モデルと俳優のお仕事の間にすごく高い壁があって、女優としてお芝居をすることにとても苦手意識を持っていました。ちょうど19歳の終わりの頃で、演技が楽しくない、向いてない、できない……ってネガティブ思考になってしまっていたんです」

モノグラムのベルトがアイコニック。時計「タンブール ムーン スター PM プラン」（ルビー、ケースφ28mm） ￥403,920～（ストラップにより異なる）/ルイ・ヴィトン（ルイ・ヴィトン クライアントサービス）

映画『寝ても覚めても』に出合って、視界が開けた。

「ちょうどそのタイミングで、映画『寝ても覚めても』のオーディションを受けて、東出昌大さんの相手役に選んでいただきました。この作品では、濱口竜介監督をはじめ、共演者、スタッフの方々、そして脚本、すべてに恵まれていたと思います。独特な演出をする濱口監督との仕事を通して、演技への苦手意識は薄れていきました。あの作品での体験が私のお芝居の基盤になっていると思います。いま思うと、20代を迎える前の私は、理想と現実の間で苦しんでいたというか、自分はもっと演技もできるものだと思っていたのに……という挫折感の中にいた気がします。そんな時に『寝ても覚めても』に出合って、演じることの楽しさが少しわかった気がします。また濱口監督と一緒にお仕事がしたいし、河瀬直美監督や松居大悟監督ともご一緒してみたいですね」

「美しい人と、時計とジュエリー。8人の若手女優が登場」TOPへ

【関連記事】
「フィガロジャポン」9月号、＜8人の女優が演じる、美しい人。＞

More Items…
唐田えりかが身に着けた、ルイ・ヴィトンのコレクションをさらに紹介。