美しい人と、時計とジュエリー。 飾らずとも気品あふれる、石橋静河とブルガリと。

若手女優8人がハイブランドの時計とジュエリーをフレッシュに纏う。実力派女優として着実にステップアップを続ける石橋静河とブルガリの気品あふれる競演。

昨年公開された映画『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で初主演を果たし、ブルーリボン賞新人賞を受賞した石橋静河。俳優の両親を持つ彼女は、心の扉を開きながら、演じることに真摯に向き合っている。

ブランドのアイコンで蛇の頭のような形「セルペンティ」のウォッチはフェイスの周りを飾ったダイヤモンドと2重で巻くレザーストラップのコントラストが新鮮。時計「セルペンティ ツイスト ユア タイム」（PG×ダイヤモンド×カルングストラップ、ケースφ32㎜) ¥1,512,000/ブルガリ（ブルガリ ジャパン）　トップ￥12,960/エイトン（ヴァリアス ショールーム）

自己表現の場を求め、鬱屈としていた日々。

「写真の被写体になるのは、踊りと似ているなと思いました。今日、私が身に着けたブルガリはとても個性のあるブランド。だからこそ、自分はブランクの状態で、感覚のままに身体を動かすのがいい気がしたんです。私は４歳からクラシックバレエを始めて、15歳から4年間、バレエ留学をしていました。本当にバレエ漬けの毎日で、ほかのことにはあまり触れることもなくて。帰国して、バイトをしながらコンテンポラリーダンスの舞台などに参加していた時期に日本の映画をたくさん観て、映画や演技に興味を持ちました。映画本編やそのメイキング映像などを観ていくなかで、映画の世界には、こんなにおもしろい人がいっぱいいるんだなと。そして、その頃はダンスの仕事もままならない状態で、自分を表現する場所もなく、鬱屈していた。そんな時に、いまの事務所の方に誘われて、この世界に挑戦してみることに」

ダイヤモンドをあしらった六角形のうろことマラカイトの瞳がエレガント。イヤリング「セルペンティ」(PG×マラカイト×ダイヤモンド)￥712,800/ブルガリ（ブルガリ ジャパン）

演じる役を通して、新しい価値観に触れるのも楽しい。

「うちは、両親ともに俳優です。だからこそ、同じ道に進むことをためらっていたところはあります。俳優の仕事がいかに厳しいものかを子どもながらにみていたので。でも実際に自分が女優を仕事にしてみて、演じることはとても難しいけど、おもしろいと思うように。初めは、ダンスで自己表現をしてきた経験があるから、演技も多少はできるかも、なんて思ったんですが、まったく別物。演技は自己表現ではなく、演じる役のことを正確に伝えるもので、石橋静河としての私自身の存在は消さないといけない。物語を作るピースのひとつに徹し、そこで求められていることに答えていくことが大切だと気付きました」

「始めたばかりの頃は、両親を頼らずひとりでやっていくと思っていたのですが、最近は現場で感じたこととか、両親に話したりもします。大先輩でもあるし、ありがたい存在です。いまは自分が演じる役のこと、映画のテーマなどしっかり理解して、役に心を寄せるように努めています。私自身が考えないことだったり、感じ方や価値観が違ったり、役を通して学ぶこともたくさんある。将来、どんな女優になりたいかは私が決めることではなく、周りが感じてくれることだと思う。だから、これからもいろいろな役に向き合って、それを演じ切り、その先に「私」というアイデンティティにたどり着ければいいと思っています」

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